Cafe de Cercle

2009/09/27(日)00:24

我が家に、タイの子供がやってきた。別れの夜。

Diary 2008(94)

                    別れはいつも哀しくて、「さよなら」を言う時間が近づくと、 『これなら、出会わなければ良かったな。』と思うことがあります。 しかし、見送りの時間は確実にやってくるわけで、 気を取り戻して最後の晩餐を済ませることになりました。 遊園地から帰った一行は みんなヘトヘトなので 自炊を避け、 ホテル横にあるドイツ料理店へ。 ここでも食欲旺盛な小柄の ティムとタム は ポテト料理をぺろりとたいらげ、 お隣の ウィンナーシュニッツェルへとカトラリーを運びます。 見ていてとても気持ちがいいですね。 集合時間である8時ギリギリまで最後の夕食を共にした我々は、 ご両親の待つホテルへ。 「とても良い子達でしたよ。」と僕が言うと、 お母さんは ほっとしたような表情を浮かべ、 愛情いっぱいに育てられている感じが伝わります。 相変わらず僕は ウルウルなのですが、 ホテルを後にする頃に思えたのは、 『会えて ほんとうに良かった。』ということ。 出会いは、いつも 大切な何かを教えてくれます。 家に帰った息子が、床に落ちていた紙飛行機を手に取り、 「これは今日から僕の宝物だから。」と、 大切そうに見つめています。 ティムとタムが最後に飛ばした紙飛行機のようでした。 想い出の日記 から / October 11, 2006

続きを読む

総合記事ランキング

もっと見る