2009/09/27(日)00:24
我が家に、タイの子供がやってきた。別れの夜。
別れはいつも哀しくて、「さよなら」を言う時間が近づくと、
『これなら、出会わなければ良かったな。』と思うことがあります。
しかし、見送りの時間は確実にやってくるわけで、
気を取り戻して最後の晩餐を済ませることになりました。
遊園地から帰った一行は みんなヘトヘトなので 自炊を避け、
ホテル横にあるドイツ料理店へ。
ここでも食欲旺盛な小柄の ティムとタム は ポテト料理をぺろりとたいらげ、
お隣の ウィンナーシュニッツェルへとカトラリーを運びます。
見ていてとても気持ちがいいですね。
集合時間である8時ギリギリまで最後の夕食を共にした我々は、
ご両親の待つホテルへ。
「とても良い子達でしたよ。」と僕が言うと、
お母さんは ほっとしたような表情を浮かべ、
愛情いっぱいに育てられている感じが伝わります。
相変わらず僕は ウルウルなのですが、
ホテルを後にする頃に思えたのは、
『会えて ほんとうに良かった。』ということ。
出会いは、いつも 大切な何かを教えてくれます。
家に帰った息子が、床に落ちていた紙飛行機を手に取り、
「これは今日から僕の宝物だから。」と、
大切そうに見つめています。
ティムとタムが最後に飛ばした紙飛行機のようでした。
想い出の日記 から / October 11, 2006