2008/06/28(土)19:32
【セイロン紅茶モニター】レポ#3ウバ
Tsukuking-Teaさんのセイロン紅茶のご紹介、今回はウバ。それも2つの茶園です。日頃なじみがない産地ばかり挑戦しています。ウバは好みが二分するお茶です。私はと言うと、好き嫌いというよりは飲むと胸焼けというか酔っぱらいと言うか、カレーを食べると次の日までカレーの味がするみたいに引きずってしまい、苦手意識がしみついてしまいました。ミルクティーにしたり、チョコレートを合わせると美味しいことはわかっていても、自らいれることはないというか、お試しセットに入ってきたから飲む、という感じです。でも克服したいと言う気持ちはいつもありました。蒸らし時間や砂糖、ミルクを工夫しておいしく飲みたいなあと。ですから今回7種類のセイロン紅茶のなかに2つもウバが入っていたことは大きなチャンスです。旬のウバは天候が大きく左右するので毎年作るのに大変苦労するそうです。乾季の間にストレスがかかる茶葉が独特の香り成分をためるそうで、雨が降ったら困るけれどスリランカでは断水停電(水力発電が主のため)に苦しむのだとか。茶園のことを少しでも知ると、紅茶が飲める有り難みが一層強く感じられます。
今回は2種類同時に飲みくらべをしてみました。あくまでこれは私の好みなので、その辺りご了承ください。
まずは名高いハイランド茶園
袋を開けるとたしかにスースー香りがします。茶葉はセイロンらしいBOPタイプ、赤銅色です。ダージリンはいれかたが難しいといいますが、ウバも負けず劣らず難しいと思います。2分以上蒸らすとキツくなるので、今回は1分にしました。片時も目が離せません。カップに注ぐとよりスースーフレーバーがはっきりします、すごいのは茶殻。ウバの特徴がよく出ています。水色見ると蒸らしが足りなかったかなあと思うけど、飲んでみると丁度いいです。ウバが好きならばもっと蒸らした方がいいと思います。よくミントとかメンソールの味って言われますが、それだけじゃないんですよね。(ミントは胸焼けにいいんだし)単なるスースー感とは違います。これはウバを飲むたびに感じるんだけど、うまく表現できない…しかしまさしく旬のウバです!
そして初めてのアダワッタ茶園
BOPタイプでありながら茶葉はルフナ並みに大ぶりで黒々しています。茶葉だけでは強い香りはしませんでした。大ぶりなので小さじ2を山盛りで。(ハイランド茶園は細かいのですりきり小さじ2杯)蒸らしは1分。茶殻はそんなにウバフレーバーは香りませんが、飲んでびっくり!!!ハイランド茶園より味が濃いのです。これには驚きました。紅茶って茶殻に一番特徴が出ていると言いますが、ふいをつかれたという感じです。そしてただ味が濃いっていうんじゃなくて、ウバの味わいでも確かに違いがあり、私にはこちらのアダワッタ茶園のほうが飲みやすく感じられたのです。
それにしてもついつい薄くいれてしまって水色が美しいとは言えませぬ。濃くなった2杯目には牛乳を入れてみましたが、ストレートの方が飲みやすいと思いました(あくまで自分は)。まだ袋に入っている茶葉はこれから飲みくらべせずに一つずつ味わっていきたいと思います。今でも口の中がスースーしています。みなさんの好みはどちらでしょう?