Happiness

2013/03/14(木)22:05

■伊勢神宮(内宮)の歩き方

Spiritual / Sanctuary(42)

内宮(皇大神宮) ◆ お参りルート ◆ 宇治橋 → 神苑 → 手水舎 → 五十鈴川の御手洗場 → 御正宮 → 新御敷地 → 御稲御倉 → 荒祭宮 → 風日祈宮 → 大山祇神社 → 子安神社 → 月讀宮 内宮へのアクセス ◆電車で  近鉄特急 京都 → 宇治山田(2時間10分)  近鉄特急 大阪・上本町 → 宇治山田(1時間50分)  近鉄特急 名古屋 → 宇治山田(1時間30分)  JR快速  名古屋 → 伊勢市(1時間37分) ◆駅からのアクセス  <JR・近鉄>伊勢市駅 バス「内宮前」行き乗車約15分  <近鉄>宇治山田駅 バス「内宮前」行き乗車約15分 ◆車  伊勢自動車道 伊勢西I.Cより約5分 ◆駐車場 専用の無料駐車場が宇治橋前のロータリー一帯にあり ◆参宮案内所 外宮内宮のマップ、ご祈祷の案内、また伊勢神宮崇敬会の案内などのパンフレットが揃っています。 車いすの必要な人は、隣の衛士見張所(えしみはりしょ)で。 お伊勢さんのシンボル、宇治橋と五十鈴川を愛でよう 宇治橋は、聖界と俗界の架け橋。 五十鈴川の瀬音を聞きながらゆっくり渡れば、 心も澄み切ってくることでしょう。 宇治橋は総檜造り、長さ101.8メートル、幅8.4メートルの日本風反り橋です。 冬至の日(前後約2ヶ月)には、毎年、宇治橋の正面にご来光が。 鳥居の向こう、しかも宇治橋の上に太陽が昇ってくる。その中へお参りに行く。それだけでもう感動で胸がいっぱい。 冬至というのは、もっとも昼の短い日。これからは太陽の昇り始める瞬間だよ、ということ。その日に宇治橋から太陽が昇る。いつ、誰がそのように考え架けられたのかはわかりませんが、神々しい光景に感激。 さらに、最も昼間が長い夏至(前後約4ヶ月)には、五十鈴川河口にある二見浦の夫婦岩の真ん中から太陽が昇ります。  ▼ 火除橋を渡り、手水舎(てみずしゃ)へ 火事を防ぐために川に架けられた、火除橋を渡ります。橋より奥になるほど神聖な場所になります。 火除橋を渡ると、右側に手水舎があります。手と口を清める場所です。 参道を歩くときは、神様がお通りになる真ん中を避けて歩きますが、内宮さんは右側、外宮さんは左側を歩きます。ですから、手水舎も内宮さんは右側に、外宮さんは左側にあるのです。  ▼ 錦鯉の泳ぐ御手洗場(みたらし) 一の鳥居をくぐり、右手に降りていくと、五十鈴川の御手洗場。澄んだ流れに錦鯉が悠々と泳いでいます。徳川綱吉の生母、桂昌院が寄進したと伝えられる石畳が敷き詰められており、こちらでも手水ができます。五十鈴川は10キロ先の二見浦に流れ込みます。  ▼ 二の鳥居をくぐると表参道 ゆったりとカーブする表参道を歩いていると、その脇に茂る数百年の樹齢の大木が覆いかぶさって、まるで神の森へ分け入って行くかのよう。  ▼ 御正宮への石段を昇る 御正宮への石段の大石には、群馬でとれる三婆石(さんばせき)が使われています。雨に濡れると美しい緑色になるとのことです。 石段を昇りきったら、会釈して板垣南御門をくぐりましょう。 御正宮は五重の垣根に大切に囲まれています。唯一神明造(ゆいつしんめいづくり)という建築様式で、萱葺きの屋根には十本の鰹木(かつおぎ)が載せられ、四本の千木(ちぎ)の先端は水平に切られています。 御正宮には、太陽神、天照大御神がお祀りされています。皇室の御祖神(みおやがみ)であり、国民の総氏神です。正式なお名前は、天照坐皇大御神(あまてらしますすめのおおみかみ)です。 外宮さんと同様、白絹の御幌(みとばり)がかけられた、外玉垣南御門(とのたまがきみなみごもん)の前でお参りを。お賽銭を静かに入れ、二拝二拍手一拝でご挨拶をしましょう。 御垣内(みかきうち)には一般の人は入ることができませんが、特別(御垣内)参拝の申し込みをすれば中で参拝ができます。もっとも神聖な一角が内側の内院。お祭りはここで行われます。  ▼ 地元の人の信仰篤い、別宮の荒祭宮(あらまつりのみや)へ 内宮の別宮、荒祭宮は、お祭りも御正宮に次いで行われる第一の別宮。 個人的なお願い事は荒祭宮で 荒祭宮は、内宮の第一の別宮。天照大御神の荒御魂(あらみたま)をお祀りしています。荒御魂とは、和御魂(にぎみたま)に対して、活動的で現実的なパワーを表します。何か特別なものを感じるという地元の人も多く、熱心にお願い事をする人の姿もよく見かけられるそうです。 踏まぬ石 荒祭宮へ行く途中の石段にある、ちょっと不思議なかたちの石が「踏まぬ石」。天から降ってきた石という説があり、踏まないように歩きます。  ▼ 心洗われる、神域名所 風日祈宮橋(かぜひのみのみやばし)を渡ろう 内宮の中でも格別に美しい場所が風日祈宮橋のあたり。橋の下を五十鈴川の支流、島路川が流れています。五感を研ぎ澄ませ、お参りしたい。 川の流れがやさしい、風日祈宮橋 表参道から少し奥に入って、静寂さが守られている場所。新緑や紅葉の名所にもなっています。  ▼ 風日祈宮にお参り 外宮の風宮と同じく、風の神様であり伊弉諾尊(いざなぎのみこと)の御子神である級長津彦命(しなつひこのみこと)、級長戸辺命(しなとべのみこと)をお祀りしています。会釈して鳥居をくぐり、二拝二拍手一拝でお参りをしましょう。 「風日祈(かぜひのみ)」とは、古来、当宮で7~8月に毎日、風雨の災害のないようにお祈りする神事のこと。現在は5月14日と8月4日の二度、内宮と外宮で風日祈祭が行われています。  ▼ 御祈祷したい人は、神楽殿へ 神楽殿は、個人的なお願い事を、御神楽という丁寧な形で祈願するための御殿です。御神楽は舞楽を伴いますが、少し簡略化されたものが御饌(みけ)という御祈祷で、隣の御饌殿で行います。  ▼ 御酒殿(みさかどの)  ▼ 由貴御倉(ゆきのみくら)  ▼ 参集殿でひと休み 参集殿は参拝者用休憩所で、神宮のビデオを上映しています。能舞台があり、奉納行事も行われます。お神札やお守りはこちらでも受けられます。  ▼ 縁結びや安産を願うなら、大山祇(おおやまつみ)神社・子安神社 参集殿から北にのびる道を進むと、神路山の入口を守る山の神様、大山祇命(おおやまつみのみこと)を祀る大山祇神社、その娘神、木華開耶姫命(このはなさくやひめのみこと)を祀る子安神社があります。 子安神社は、安産、子育て、子授け、縁結びの神様といわれ、名前の書かれた小さな鳥居をお供えしていく人が多く見られるそうです。  ▼ 参道を歩くだけで心洗われる月讀宮(つきよみのみや)へ行こう 内宮をお参りしたら、別宮の月讀宮にもお参りを。 月の神様、月讀尊(つきよみのみこと)をお祀りしています。 縁結びや夫婦円満を願う人にもおすすめ。 月の光の優しさを感じるお宮 内宮別宮の月讀宮は、外宮の月夜見宮と漢字は違いますが、読みは同じ。ともに宮域外にある別宮である点も同じです。 鳥居をくぐると、参道が優美なカーブを描き、重なり合う樹木の間から木漏れ日がななめにさしこんできます。森の中には四つの社殿が建ち並び、月讀尊、月讀尊の荒御魂(あらみたま)、伊弉諾尊(いざなぎのみこと)、伊弉冉尊(いざなみのみこと)の四柱の神様が祀られています。参拝もこの順番で、二拝二拍手一拝でご挨拶を。 ■皇大神宮(内宮) 伊勢市宇治館町1 0596-24-1111(神宮司庁) http://www.isejingu.or.jp/ ■月讀宮 伊勢市中村町 0596-24-1111(神宮司庁) ■伊勢市観光協会ホームページ http://www.ise-kanko.jp/ 【送料無料】伊勢神宮ひとり歩き 価格:1,575円(税込、送料別) □ 開運!神社めぐり / 伊勢神宮ひとり歩き  ■知っておきたい参拝の基礎中のキホン! | ■参拝作法を知ろう | ■お神札・お守り | ■朔日参りをしよう |  ■まとめ|外宮の歩き方 | ■まとめ|内宮の歩き方

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