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2006.11.13
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テーマ:大学入試(149)
カテゴリ:カテゴリ未分類
「大学入試センター試験」については、誤解している向きもあるので、注意点を書いておきたいと思います。

「共通1次試験」、「センター試験」については、導入時には基礎学力を観る試験ということになっていましたが、毎年、解いている感じでは、とてもそのようには思えないのです。
数学の試験が終わった途端に号泣が聞こえてきた、というような話も聞きます。
軽く90点、運が良ければ100点、という感覚で無防備に試験場に臨むとヒドい目に遭います。

まず、センター試験「数学IA」「数学IIB」については、数学の試験だと思ってはいけません。
予備校の講評に、「良問揃い」などと、入試センターから情報をもらうために媚びを売るようなことが書いてありますが、とんでもありません。
「悪問揃い」で、注意力、神経の緻密さ、神経の図太さの試験だと思ってください。
特に、難関大学を目指し、高得点を狙う諸氏は、充分なトレーニングを積んで試験会場に臨むことが必要です。

センター試験が「基礎学力を観る」という目的にそぐわないのは、複雑な文字計算や根号計算をさせる点にあります。
120分くらいの充分な時間の与えられている本試験では、多少の失敗があっても時間内に気持ちを立て直すことができるのですが、センター試験の試験時間は60分です。あっと言う間に終わってしまう試験です。
ワクにうまく入らない、とか、遠回りな解法でやってしまったために時間を食ってしまった、というような時に気持ちが動揺してしまうと、立て直す余裕がないのです。
"2"と"3"を見間違えた、とか、"0"と"a"を見間違えた、というようなことが50点くらいの違いにすぐになってしまいます。
英語や地歴公民の試験ではこういうことにはなりません。
地歴公民の不得意な受験生が、数学を放ったらかしにして地歴公民ばかり勉強したら、倫理が90点で、数学が200点満点で90点、という笑えないことが起こります。

センター試験の問題は、過去問をちょっとやってみればすぐにわかることですが、センター試験独特のクセの強い問題で、標準的な問題集には載っていないような問題が多いのです。
個人的には、センター試験にはオリジナリティーは不要で、学校の定期試験でなじみのあるありふれた問題で充分だと思うのですが、全受験生に対して公平性を期す、ということのようで、風変わりな新奇性の強い問題が主になっています。
ただし、高度な知識・技巧が問われることはないので、知識としては教科書で充分です。

従って、過去問でセンター試験の問題の雰囲気によく慣れておく、ということが重要です。
予備校が実施する模擬試験程度の経験では危険です。
知識としては大したことはないので、練習問題が範囲に入っているか、とか、出題傾向が問題ではありません。
複素数平面などを除いて、過去問をよく練習しておく必要があります。
難関国立大学狙いの受験生ならば、本試験と追試験で、過去問5年分を数回ずつ、目覚まし時計で60分をセットして、週に数回、本番さながらに練習を積んでください。

そのときに、以下の点に留意して欲しいと思います。

1) 必ず、ミスした点を反省すること。
 ミスの原因は何か?問題の読み違いか、計算ミスか、復習の不足か、時間不足か。
 計算ミスであれば、どうして計算をミスするのか、文字の書き方や、計算のしかたまで含めて検討してください。
 また、捨て問題にすべきやむを得ない問題もあります。面倒な空間ベクトルの計算をするのだったら、ワクが3桁だから、120度にしておけ、で、当たり、ということがあるのです。
 一度ミスした点を再確認するためにも、必ず、どの問題も、忘れた頃に複数回やることを心がけてください。やりっ放しでは意味がありません。

2) 大問のなかの最初の数問の易しいところでミスをしないように綿密に見直すこと。
 センター試験の特徴として、はじめをミスすると連鎖反応的にその大問は全滅ということが起こります。
 最初の部分で焦らず、後に響かないように大切に解答するクセをつけてください。
 問題の読み違いがないか、条件を見落としていないか、確率の場合分けの不足がないか、放物線の凹凸の勘違いと言ったようなことがないか、チェックを必ず入れてください。

3) 余白の使い方を練習すること。
 計算するときに、数字を大きく書くクセのある人は、消すか別のページに書かないと次の計算ができない、ということが起こります。
 また、あっちに書いたり、こっちに書いたりする人は、見直しができないことになります。
 小さな字で、後から見直せるように、左スミからきちんと書くクセをつけてください。
 また、速く字を書く練習もしてください。鉛筆の持ち方も重要です。鉛筆を強く握るクセのある人はどうしても計算が遅くなります。

4) メンタル・トレーニングを考えること。
 試験会場で、ワクにはまらなくなった、気持ちが焦って計算が進まない、確率の場合分けができない、などの状況を想定して、自分の気持ちをどうやって落ち着けるか、おまじないの文句を考えておいてください。
 私の頃には、「メアリー・ポピンズ」という映画に出てきた、スーパー・カリフラジ・リスティック・イクスピアリ・ドウシャスとか言うおまじないがありました。
 どんどん気持ちを切り替えて、先へ進み、別の問題をやってから戻ってくる、というような対処も考えてください。

5) 計算方法・解法の工夫をすること。
 より簡便で短時間に解決できる解法を工夫してください。
 ワクには整数しか入らないので、場合によっては、計算するよりも、正確にグラフを書いてマス目を数えた方が速い、というようなこともあります。
 数列で一般項を聞かれていても、n=1,n=2と代入すると答がわかってしまう場合もあります。隣をのぞくのはルール違反ですが、解法は問われていない、何でもあり、ということも頭に入れておいてください。

以上のような練習を効果的に行うために、仲間同志数人で、いっせいに過去問に取り組んで、お互いの問題点を指摘し合いながら(「いじめ」はだめだよ)、反省点を共有していくとよいと思います。
不足している知識を補いつつ、練習が進んできたら、下記の東京出版「センター試験必勝マニュアル」を熟読しておくと良いと思います。
コンパクトに必要最小限のセンター用の技巧が並んでいて参考になるでしょう。

 センター試験必勝マニュアル/数学IA       センター試験必勝マニュアル/数学IIB

CFV21大学入試問題サイトへ

2次試験対策もしっかりやっておきましょう。





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最終更新日  2006.11.13 20:03:46
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