亡くなる前亡くなる前の最後の帰宅。主人は金曜の夜に帰宅したがった。金曜のうちに帰れば土、日ゆっくりできるという気持ちなのだが、その時はかなりこだわっていた。 金曜の帰る時間。いつもなら飛行機で帰る。ところが満席で取れなかった。そして今度は「のぞみ」の指定席で帰ろうと思ったがこれも「満席」。それでもあきらめず、主人は「のぞみ」の自由席で帰るという。東京、広島間を立ったまま帰るという。 そして「のぞみ」の自由席はやはり満員で、座れたのは名古屋だったという。こんな帰り方ははじめてだった。今考えると彼は最後の帰宅を本能的にわかっていたのかもしれない。必死だったのかなあ。 ジャンル別一覧
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