懐かしく楽しかった姉妹コンサート「優ひかり 真琴愛 イン シルビア」
今日は以前このブログでご紹介したもとタカラジェンヌ姉妹である優ひかり 真琴愛の姉妹コンサートに行ってまいりました。会場は宝塚南口駅から歩いて3分ほどのところにあるシルビア。宝塚ホテルの南側の道を上がってイカリスーパーやローソンの斜め向かいにあります。このお店のオーナーは元宝塚歌劇団 星組にいらした 孝まりおさんですって。ああ、孝まりおさん!細面の和風美人さんでしたねぇ。確か「テムズの霧に別れを」の新人公演で主役を演じられたような…あの公演は大きなつばの帽子にマントといういでたちで(国は違うけど三銃士のような扮装ね)帽子のつばの大きさとの比較で もともと小さな孝さんの顔が余計に小さく見えた記憶があります。二枚目路線の男役さんだったけど残念だったのは(孝さんのファン目線で)同じ組に同期の峰さを理がいたことでしょうね。のちに星組トップスターになる峰ちゃんと もしも別の組だったら…とスターの歴史に「もしも」は禁句だけどそう思うことがあります。そして最近、高校の同級生が孝さんの親戚だと知ったばかりで今日は「シルビア」に伺うことがとても楽しみでした。店内はシンプルで、良い感じ。私は一人でうかがったためか、ひょいと隙間に入れていただくような感じでかぶりつきのお席をいただき、恐縮でございました。曲目リストをご紹介しますと1 夢アモール(シトラスの風)/優ひかり 真琴愛2 白ばらの人(ベルサイユのばら)/真琴愛3 宝塚わが心の故郷/優ひかり4 夢やぶれて(レ・ミゼラブル)/優ひかり5 幸せを売る男(華麗なる千拍子)/優ひかり 真琴愛6 恋人よ/真琴愛7 サントワマミー/優ひかり8 海が見える場所/鈴江真里(真琴愛)9 イルミネーション/鈴江真里(真琴愛)10 私だけに(エリザベート)/優ひかり11 青きドナウの岸辺に~愛あればこそ(ベルサイユのばら)/優ひかり 真琴愛宝塚歌劇の曲だけでなく、ミュージカルナンバー、シャンソン、そして歌謡曲(まだJ-POPではなかった時代)とうまく配分されていました。どうやら演出はショーちゃん(元月組トップスター 榛名由梨)だったようで会場にいらしてお客様にごあいさつして回られたり舞台をチェックされていましたヨ。まず最初のお衣装はお二人とも黒。シックに始まりました。その後、入れ替わるたびに衣装替えもあり目にも楽しい。私個人の好みは、優さんが来ていた赤のドレス。胸高に帯生地があしらわれていて背中には文庫結びが。可愛かったです。姉妹でタカラジェンヌ、男役と娘役ということで相手役としてハモれるんですね。客席にはお二人のお母様がおられ、お幸せそう。お父様は19年前の今日、お亡くなりになったそうできっと魂は会場のどこかにおられたのではないかしら。MCタイムには宝塚在団中に二人が果たした「共演」のお話。優ひかりは雪組→月組、真琴愛は星組。しかも真琴さんは2年で退団されたのにいつ共演できたのだろうと不思議に思っていたらそれは真琴さんが研一(入団1年目)で組配属の前の組周りで雪組に出演した時のこと。雪組「風と共に去りぬ」宝塚大劇場1月公演というから1978年のことでしょうか。1月1日初日、楽屋入りすると とある上級生の休演の知らせ。「へー。じゃあ誰が代役するんだろう」と優さんが香盤を見に行ったら「亡くなられた大浦さんが代役で」ととつぜんになーちゃん(元花組トップスター 大浦みずき)の名前が。私、心の準備ができていなくて激しく動揺。優さんの話は続きまして…「私、その公演で大浦さんと舞台センターで組んで踊らせていただいていたんです。 だから『え?大浦さんが代役されるの?だったら大浦さんの代役は誰?』と よくよく見たらマリ(優さんの妹 真琴愛)で ちょっと!!マリ、大浦さんの代役だよっ!!」真琴さん「そんなこと言われても、私まだ研一で出番って言えばラインダンスくらいだったから全く(大浦さんの踊る)振りを覚えていなくて…」なーちゃんは自分自身が勤める代役のことで大変なことになっているので直接振り移しをお願いすることなどできず優さんの同期たちが協力してなんとか振りを覚えこませ、本番もなんとか終了。二人は帰宅後 ご自宅で猛特訓し翌日の公演にそなえたのでしたが…さぁ舞台のセンターに出たとたん、真琴さんの頭の中は真っ白に。ただただ棒立ちになる研一さんなのでありました。お姉さんである優さんは仕方なく、周りをくるくるターンしたりむんずと真琴さんの手をつかんで「回る!回るのよ!」とリード。汗びっしょりでその場面が終了した…とのこと。わかる気がしますね。代役初日は火事場の馬鹿力がでたんでしょうけどかえって少し練習をした後のほうが落とし穴にはまりがちなのかも。結局、本役さんが復帰することはなく45日間(当時の公演日数)姉妹共演が実現したということでした。面白いお話に笑い転げながら私の目から涙が。なーちゃん…寂しいよう。とまあ、そんな調子で、姉妹お二人のMCタイムはサービス精神たっぷり。かなり笑えました。息が合いすぎて時々言葉がかぶさり合うのも姉妹ならではかもしれません。歌については、私が今日一番だと思ったのは優さんの「宝塚わが心の故郷」。歴代 さまざまな娘役さんの声で何度聞いたかわからない名曲ですがいつ聞いても「清く正しく美しく」の宝塚スピリッツを感じます。この曲、歌われるタカラジェンヌにとっての実感なのかもしれませんがファンである私にとっても 宝塚こそ心の故郷だとジーンとくるんです。同意していただけるファンのかたも少なくないと思うですけど今住んでいる場所よりも、宝塚花の道を歩いているときのほうがほっとしたりして。ということでメロディーも歌詞も、大好きなこの歌の2番を優さんはフランス語で歌われました。宝塚歌劇のオリジナルだとばかり思っていたのに、元はシャンソンだったんですって。原題はO Corse, Ile D'amour 意味は「おおコルシカよ愛の島」宝塚大劇場で「眠らない男ナポレオン」公演中ということで下級生にエールを送るごとく、2番をフランス語で歌ったというご説明に上級生から下級生への愛を感じました。おお宝塚100周年です。優さんの歌について続けて言うと「夢やぶれて」と「私だけに」はお芝居の一部を見ているようで共感できました。それはたぶんご自身が歌いこなれてきたという歌の力にシルビアというお店の程良い大きさ客席との適度な距離や雰囲気も加味されたのかもしれません。ライブやコンサートは、箱(会場)にお客様が入って出演者と全てがブレンドされて結果が出ると思うのです。今日は雰囲気が本当に心地よかったです。真琴さんの歌についてですが、私って本当にボケーっとしていました。歌手 鈴江真里と真琴愛が同一人物だったのだと今日初めて気がついたんですよ。入口で鈴江真里の復刻版CDが発売されていて「ん?なぜ鈴江真里がここに?」と数秒考え、真琴さんのニックネームがマリさんだと気づき「ぎょえ!!もしかして真琴さんが鈴江真里だったのっ?!!!」鈴江真里の活動期間は約3年ですがお名前を覚えていたのは、ちょっと浅黒い肌の目力のある人だなぁと気になっていたこと歌の系列でいえば伊藤咲子みたいな、アイドルとは一線を画す人だなぁと思ったからなのでした。でもそれが真琴さんとわからなかったのは今の真琴さんがずいぶん色白になっていたからかもしれません。ああ、それにしてもこれまで何回か拝見している宝塚OGのノスタルジックコンサートの感想で真琴さんに対して「こんなに良い声をしていたとは」なんて書いたりして穴があったら入りたいよ、全く。大変大変失礼いたしました。あとで謝りにうかがったところ当時 事務所の方針で宝塚歌劇団出身だということはあまり前に出さないようにしていたんですって。本当に冷や汗かきました。気を取り直して…今日の真琴さんの歌で一番好きなのは「恋人よ」。声の質に良く合っていると思いました。そしてふと思ったのですが、在籍2年で退団した真琴さんはきっと在団中より今のほうが宝塚の持ち歌が多いのではないでしょうか?人生って面白いものだなァ、そして宝塚ってそういう意味でもOGを暖かく迎えるHOMEなんだなと思いました。どぎまぎしたのが優さんの「サントワマミー」。客席後方からすでに酔っぱらっているという態の優さんが登場。時々客席のお酒をくすねつつ(^^)お客様にからみつつステージまでやってくる演出になっているんですけどね、優さんがきれいにデコルテを露出していらしてその艶々の肌にドッキーン!客席には男性が本当に少なくて、絡む相手は女性ばかりでここは色っぽさというよりも 笑いをとるシーンだったのかもしれません。それでもやっぱり優さんはツヤツヤでドキドキする…。目のやり場に困る~と思いつつ目をあげたら、なんという美しい背中!なんという高い女子力。恐れ入りました。散々ドキドキした後で、私は思ったんでございます。この歌を逆に真琴さんが歌っても面白かったんじゃないかなって。優さんの女子力満載な雰囲気とはまた違ってボーイッシュなサントワマミーも面白いかもねぇと。楽しくてあっという間に過ぎたコンサート。アンコールはもちろんと言って良いでしょう「すみれの花咲くころ」。優さんのこだわりでイントロダクションは手回し式のオルゴール。客席のあちこちからも一緒に歌う声が聞こえてきました。今日のコンサートには宝塚OGも駆けつけていてスタッフのように協力を惜しまない様子は見ていて胸が温かくなりました。入口には、真琴さんが所属するユニットFIRST☆FIVEのメンバー白川亜樹さんおお嬢さんである キキちゃんこと花組 芹香斗亜からのお花もたくさんのお花に交じって飾られていました。ほのぼの姉妹コンサート、来てよかったなァ。ところでお写真。フラッシュなしならOKということで皆さん撮り放題。私も撮らせていただきました。でも何のために写真を習っているのか!!一番前の席でどうしても照明が写り込むせいで思うような色が出ませんでした。(←言い訳)もし掲載許可をいただけたら改めてご紹介します。【おまけ】鈴江真理復刻版CDが気になる方はこちら↓ Sony Music Shop オーダーメイドファクトリーもし今日の日記を気に入ってくださったなら ↓ ポチッとクリックお願いします。人気ブログランキングへ