チャチャコママ

​​​​​高校の同期会は一年ごとに故郷と東京で交代で開催されることになっています。今年は、故郷の富士見町出身の同期生が幹事の当番でした。だから、開催場所も富士見町です。因みに、昔は女子校だった我が母校は諏訪湖の畔にある諏訪市の山の上にあります。近頃、映画「君の名は。」の舞台に似ているとかで、聖地とか言われています。

同期会は土曜日のお昼からだったので、前日は実家に泊めてもらいました。翌朝、実家近くの同期生を2人乗せて、中央道を富士見方面へ。諏訪南で高速を下りて、ひたすら山の方へ。八ヶ岳の裾野のだから、坂道の傾斜は思っていたよりずっと急。新しいエルグランドは力があるからドンドン登って行きました。

　富士見高原の白樺林

朝からすっかり晴れ上がった空は真っ青で、本当に気持ちがよい日でした。紅葉にはちょっと早かったけれどね。

パラグライダーのレッスン

同期会の会場、大空レストランは​富士見高原スキー場​のレストハウスの二階にありました。目の前のゲレンデは結構急な斜面。降雪器も設置されている斜面では、パラグライダーの体験レッスンが行われていました。リフトの下のほうは百日草が満開のお花畑。窓の南側には南アルプスの山々が・・・入笠山にかかっている富士見パノラマスキー場のゲレンデもバッチリ見えました。

パラグライダーを間近で見るのは初めて。体験レッスンだから、空高く飛ぶことはなかったけれど、フワッと浮いて20メートル位、ゆっくり下りて来ます。浮いて下りて来る人の下を、インストラクターが駆け下りて来ます。ランディングをサポートするためですが、何回も斜面を駆け下りては登るのは、商売とはいえ、ご苦労様なことですね。もうちょっと若かったら、私もやってみたかった。　　

いつもの同期会は20人ほどの出席者ですが、今回はなんと44人もの参加者が・・・なぜかというと、今回は古希の記念大会だったからです。古希といえば70歳。高校を卒業してから半世紀と二年も経ってしまったのです。卒業してから初めて会う人がいっぱい。えーっと、誰だったっけ？？　記憶力が衰えているのは皆同じ。それでも、名前を聞くと一気に女子高生だった頃を思い出したりするから不思議です。



20年ぶりくらいで会った同期生が「あなたのブログ楽しみに読ませてもらっているのよ。コメントは書かないけれどね・・・」と言ってくれました。こんな拙いブログでも読んでくれる友人がいるのです！　ちょっとうれしかった。

​大空レストラン​のコックさんは今回の幹事さんの息子さん。イチジクの生ハムのせや高原ブタの角煮などのオシャレなオードル、天麩羅やお蕎麦も美味しかったです。それに、古希のお祝いの巨大なケーキも用意してくれていました。44人分のケーキは初めて見ました。コックの息子さんありがとう！



三時過ぎに散会してから、みんなで​天空の遊覧カート​に乗りに行きました。カートの乗場はスキー場の下にあるホテル八峰苑の横。4人乗りのカートは完全自動運転。前のカートと絶妙な距離を保ちながら、富士見高原の斜面をつづら折りにドンドン登って行きました。紅葉にはちょっと早かったけれど、青い空の下、白樺林の中をぬけて30分ほどで展望台まで。

　ゴルフ場のカートと同じみたいです

展望台からはうっすらだけど富士山が雲の上に見えました。富士山が見えるから富士見高原なのですよね。富士山の反対側、西の方には諏訪湖が半分くらい見えました。冬ならば、北アルプスの白い峰々が見えるのでしょう。

カート降り場から面白い彫刻がある創造の森をぬけて、お花畑に行ってみました。人工的にいろいろなお花を植えて作ったお花畑ですが、マツムシソウが咲いていて感激。初秋の時期に山へ来ることがなかなかかなわなかったので、何十年もマツムシソウを見ることがなかったのです。母が好きだった「吾亦紅」（ワレモコウ）のポチッとした赤い花（実かな？）も見られました。


　　　　
「高原の風にゆれつつ咲きつづく松虫草のうす紫の花」

富士見高原の松虫草も母の短歌のとおりの可憐な花でした。


お花畑を散策する同期生たち

日が傾いてきた頃、仲良しの同期生と予約しておいた八ヶ岳ロイヤルホテルへ向かいました。カーナビのとおりに行ったつもりが、ちょっと早めに曲がり過ぎちゃって、甲斐小海駅の袋小路に入ってしまいました。お陰で、甲斐小海駅の近くには「平山郁夫美術館」があることが発見しました。

夕食は、スキーに来たときに家族で行ったことがあるレストラン​葉凪​（はな）へ。大きなハンバーグは食べきれなかったです。何しろ、お昼に美味しいものをいっぱいいただいちゃったからね。



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