本当の休み方 ①
息子の頭痛を治したいなと思ったことをきっかけに、「心療内科医が教える本当の休み方」を、読んでいます。わかりやすい言葉で、疲れの原因や休み方が書いてあるので、とても読みやすく、勉強になります。なんとなく疲れがたまり、なんとなく休んでいるけど、全然疲れはとれず、また疲れる日々を送る。そんな毎日しか送ってこなかったし、深く追求もしてこなかったので、それが当たり前だと思っていましたが、この本を読んで、疲れをとりたい、本当に休みたいと思うなら、ちゃんと相手(疲れるメカニズムや原因)を知ってからじゃないといけないと感じました。もしこのブログを目にしてくださる方がおられるなら、その方は疲れていたり、本当の休み方を知りたいと思って見てくださるかなと思い、その方が少しでも楽になれるよう、私が読んで、これは忘れないでいたいと思うことを書き残していきたいと思ったのですが、全部書いてしまうことは、著者の方に失礼にあたるかなと思うため、改善していきたいテーマを決め、感想や具体的にこうしていきたいみたいなことを書いていけたらと思います。これは私の場合はですので、読んでくださった方の本当の休み方を考えるきっかけにでもなれば、うれしいです。①休みが必要な状態だと自覚する。【ストレスによる身体症状】慢性頭痛、吐き気、腹痛、下痢や便秘などのお腹のトラブル。蕁麻疹や湿疹、脱毛などの皮膚トラブル。不眠、途中で起きてしまう睡眠トラブル。うつや意欲の低下などの精神的な症状より、まずは身体の症状からくる。そのことがあまり知られていないことも、自らの疲労を見積もってしまう大きな原因と書かれてありました。私は今よりハードな毎日を送っていたころ、仕事はこなせれるけど、帰り道に注意力が低下していたのか、1か月に2回も車をこすってしまったことがありました。なんでこんなにがんばってるのに不運ばかりおきるんだと嘆いていましたが、この本を読み、あのとき、私は身体の防衛反応が働いて注意力が落ちていたんだな、ストレスと戦っていたギリギリの状態だったのだな、あれが続いていたら、もっとつらい症状になっていたんだなと知りました。息子の今の状態も、腹痛、頭痛と身体症状がでており、ちゃんと休む必要がある状態だと自覚しないといけないと感じています。②ゆらぎが大切ゆらぎという考え方を、この本を読んではじめて知りました。交感神経優位(ハイテンション、戦闘モード)がいい、副交感神経優位(穏やかでのんびり)がいいではなく、行ったり来たりできることが大切。どちらかにいったまま戻れなくなることが問題。「剛直なものは、大きな衝撃を受けると折れたり壊れたりする。周りの変化に合わせ、適度なゆらぎをもってしなやかに自らの状態を変え、一定の振り幅のなかで、いったりきたりすることこそが、より健康的で自然な状態」この考え方は、今までになかったので、新鮮に感じました。できるだけストレスのない生活をしたい、させたいと思ってきましたが、全くストレスがない状態なんてどう考えてもそんなことは難しく‥どう改善したらいいんだろうと思っていたとき、ゆらぎを知り、しなやかに、元の状態に戻れたらいいんだと、新しく目指すべきものが見えた気がしました。ストレスはただの悪者ではなく、何もストレスがない状態がいいわけでもないようで、人は適度なストレスがあるとき、最もパフォーマンスを発揮すると言われているそうです。ただ、過度なストレスは、心身の不調につながってしまう。大切なのは、適度なストレス状態を保つことにある。そのために、⚫︎適度な休みをとる⚫︎自律神経のバランスを整える⚫︎1日に5分でも10分でも、1週間に1日でも、「心身が安らげている感覚」を感じられる時間を手にすることが必要と書いてありました。安らげている感覚っていうのが難しいですよね?自分と対話して、本当に求めていることに使わないと、ただダラダラスマホ見るだけでは、安らげる感覚は得れないと思うので、これから探していきたいと思います。③過剰適応をやめる自分のニーズより、他者のニーズを満たすことを重視しすぎて疲れてしまうことを、過剰適応というようです。たぶん、私も息子もこのタイプ。この本を読みながら考えたことは、相手によく思われたいからというより、相手に合わせることのほうが楽だから、そのほうが安心だから、私は他者に合わせがちなんだと思いました。しんどくて仕事をもし休んでも、家にいるほうが気持ちが落ちつかないから休まない、とか、役に立ってないと思われるくらいなら人より動くとか。結局は、その後が怖くて自分のためにやっていました。人に合わせても疲れて、合わせなくても疲れてました。そんな私はどう変えていくべきなのか?「ときには、他者のニーズに応えすぎるのをやめる。自分のニーズを満たすことに、時間やエネルギーを使うことが大切」ここでも、自分のニーズがでてきて、ハッとしました。↑でも書いたように、心身ともに安らげる感覚とか自分のニーズとか、私はそれをちゃんとわからないまま目の前のことに終われ、自分とちゃんと向き合ってこなかったから、疲れすぎて思考も低下していたから、こうなってしまっていたんだなと。悪循環の繰り返しをしていたと気づきました。まず、私がすることは、自分のニーズや安らげる感覚探しからしてみます。見つかれば、その時間を、毎日どこかに入れ、自分を満たしていきたいです。そして、なんでもかんでも人に合わせるのではなく、他者はどこまで求めているのかを知れるように話をし、全部背負いこまないよう、ここはお願いします、ここはやりますが言える人になりたいなと思います。まだ2章までしか読んでないのですが、たくさんの学びとこれからがんばりたいことが見つかりました。ここには書ききれなかったのですが、疲れや症状の裏側には、体の中で、たくさんの神経が働き、調整しようと頑張っているメカニズムなどがわかりやすく書いてあり、「なんだかある疲れ」から、身体のなかで、あの神経ががんばってくれていて今こうなってるんだなとわかるだけで、今はちょっと休まないとまずい状態になるなと、自分の身体のことを客観的にみることができるようになりました。それは知識があるかないかで大きな差となり、しんどい病気になることを食い止める大きな防波堤になるように感じました。ぜひ、興味がある方がおられましたら、本を読んでみてください。私も続きを楽しみに読んでいきたいと思います。心療内科医が教える本当の休み方 [ 鈴木裕介 ]