図書館で出会った
「ひみつのおかしだおとうとうさぎ!」
なんとも言えないこの絵に引き寄せられて借りたのですが、子どもたちには好評で、毎晩これ読んでと持ってきます。
文字数は多めの絵本ですが、3歳の子も飽きずに最後まで聞いていますし、絵が好きなようで、「この絵かっこいいね」と絵だけでも楽しんで見ています。
絵だけでなく内容もおもしろいですし、考えさせられる言葉も多く、もうすぐくる夏休みの読書感想文にもいいかもしれないと思い出しています。
お話の内容は、おとうとうさぎはおかしをつまみぐいをしてしまい、こわいトロルにおとぎのもりのおくへとつれていかれます。
そこでは、こわいトロルに見張られながらおかしをつくる仕事をさせられるのですが、そこから抜け出す方法を教えてもらい、こわいけど勇気をだして、がんばるお話です。
考えさせられるポイントとして、
⚫︎こわいけど、そこを脱出しようと考え行動するところ
⚫︎おかし工場で働かされてるみんなで、この状況をよくしようと声をかけてトロルをやっつけようとするところ
⚫︎トロルは小さいトムテだったのですが、自信のもてないトムテは、こわいトロルならみんなが従うと思い、おどしてついてこさせようとしていたけど、そんな人にはついていかないよと言われ、そうだったのかと気づくところ
⚫︎つかまっていたみんなも、いじわるしないなら、おかし作りをお手伝いするよと言い、最後はみんなで仲良くおかしをつくり、好きなときに好きなだけおかしを食べられるようになる。
捕まっていたときはなんとかおかしをつまみぐいしようとしていたのに、いつ食べてもいいよ、好きなだけ食べていいよと言われるようになると、最後には誰もおかしをほしがらなくなりましたで、本は終わります。
なんでおかしをほしがらなくなったのかな?
など、子どもと、ここはどう思った?
〇〇ならどうする?と、一緒に考えるといいかもみたいなポイントがたくさんあり、おもしろい本だなと思いました。
長い夏休み、いろんな本を子どもたちと読んでみたいなと思います♪

ひみつのおかしだおとうとうさぎ! / ヨンナ・ビョルンシェーナ 【絵本】