この本を読んでの1番の感想は、
この本、家に置きたい!でした。
(図書館で借りた本だったので)
そして、小学生とかでこの本に出会っていたなら、
歴史が好きになっただろうな!でした。
みなさんは、歴史の授業はお好きでしたか?
私は、日本史も世界史も苦手でした。
ただテストのために覚えていただけで、
今は全然頭に残っていなくて、もったいないことをしていたなと思うんです。
2022年から高校の歴史科目に「歴史総合」というのが、導入されているのはご存知でしたか?
私は知りませんでした💦
それまで日本史Aと世界史Aに分かれていた近現代を、
日本と世界の歴史を一緒に学ぶようになっているとのことで、すごくいいなと思いました。
世界で起きていることにより、
日本はどう影響を受けたのか、日本の変化も知ることで、現代にも通ずる課題のいきさつなどを知り、自分で考えてみるというのが目的とされているようです。
そんな歴史総合を、日本の偉人や歴史人物たち
一人一人に焦点を当てて、漫画でわかりやすく書いているのが、この本です。
あー聞いたことあるって人ばかり136人の人生を、
そのときの世界の背景も含めて書いて下さっています。
びっくりしたのは、聞いたことある人たちは、
世界と大きく繋がりがある人ばかりだということ。
現代よりも簡単ではなかったであろう時代に、
世界に目を向け、海外の良いもの、すごいものを
日本にも取り入れてもっとよくしようとしてくださった
人たちだからこそ、今も名前が残っているんだと思いました。
そして、この本のいいところは時系列であること。
弥生時代から令和まで、時代にそって
歴史上の人物がでてきますが、
関連し合っている人たちがたくさんいるんです。
〇〇の弟子であったとか、〇〇の意志をうけついでとか、一緒に〇〇をしたなど、
そことそこが繋がるのねと、きっと授業では習っているのですが、一気見したからこそ、すっと繋がりました。
今では当たり前の法律や憲法など、どれだけの年数をかけて作り、どれだけの人の思いがそこにあったのか、そのことに今も守られている私たちがいるんだなと、
歴史人物たちの偉業は、今も私たちの生活に大きく影響してあるのだと、これを読むとひしひしと感じます。
戦争がおこる背景にはこんなことが起きていたからなのかなど、それは昔の課題ではなく、今もなおある課題ばかりで、ただの歴史としてではなく、今の私たちも自分ゴトとして考えないといけない課題ばかりだと、改めて思ったりもしました。
子どもに何をした人か聞かれても答えれないので、
一緒に見よっかーくらいで借りた本でしたが、
すごく心に残る一冊になりました。
漫画による説明なので、勉強感がなく、楽しみながら、歴史や世界に目を向けることができる、すごい一冊だと思います。
おすすめです♪
るるぶ マンガとクイズで楽しく学ぶ! 日本の歴史人物伝 (こども絵本[学習まんが]) [ JTBパブリッシング ]