「にんぎょうのおいしゃさん」
心がぽっと、あたたかくなる話でした。
物語は、
トイストーリーのような、おもちゃの中の世界。
調子が悪くなってしまったおもちゃたちは、
にんぎょうのおいしゃさん、ひげせんせいを呼びます。
ひげせんせいは、
つらかったね。
だいじょうぶだよ。
すぐにつくからね。
と、みんなの不安がなくなるよう言葉をかけ、
適切な処置をして、手を握り、心も体もなおしてくれます。
ところが最後、ひげせんせいも体調を崩してしまいます。
そのとき、今まで治してもらったおもちゃたちがみんな、ひげせんせいにもらった優しさを返そうとします。
みんなからの優しさで、ひげせんせいは‥
看護師をしていますが、この気持ち忘れちゃいけないなと強く思わせてもらえる本でした。
つらい気持ち。心細い気持ち。そばに誰かいてほしい気持ち。
医学的な治療はもちろん大事だけど、
それと同じだけ、寄り添う気持ちは大切にしたいなと
改めて思いました。
そして、優しさは返ってくるんだなと。。
すごくあたたかいメッセージがこめられているお話でした。
この絵本は、
こみやゆうさんがえらぶ
おひざにおいでシリーズの第2弾。
こみやさんは、
『絵本を子どもと楽しむということは、その子の心に
「よろこびの種」を蒔くということです。
種は、いずれ木となり、実をむすびます。
その子が大きくなった時、心にたくさんの実があれば、時に他人にわけ与え、時に自らを励ますことができるでしょう。
きょうもあなたのおひざの上で、ひとつでも多くの「よろこびの種」が蒔かれますように。』
と、書いておられました。
素敵な言葉だなと思いました。
いつか、この時間が、出会った言葉たちが、息子たちを励ますことに繋がるなら、、
こんなうれしいことはないなと思いました。
今しかない子どもたちとの絵本タイム。
楽しんでいきたいですね😊
寝る前に読むと、ぽわんとあたたかい気持ちで眠りにつける、そんな優しいお話でした。
おすすめです!