6歳からお金の話?💦
と、本の題名で、ややびっくりしてしまったこの本。
開けてみると、
「子どもにマネー教育をするべきか」
この言葉から始まります。
私自身親からお金の話をいっさいされず育ちましたし、学校でお金の授業はしたこともなく、まだまだマネー教育というものにどうやって進めていくのかとわからないことだらけですが、これからの時代には必要な教育だとはひしひしと感じており、勉強したいと思い、借りた本でした。
最近は小学校で配られるプリントの中に、キッズマネースクールのチラシなど入っていることも多く、習い事ととしてのマネースクールが身近なものになりつつあるんだな、やるかやらないかで大きな差が出そうだなと感じています。
マネー教育をはじめる前段階として、なぜ今必要なのかがこの本の最初に書かれていて、私が思っている以上に深刻というか、わかってはいたけど、ちゃんと向き合わないといけない現実だよなって暗い気持ちになりました。
格差社会、国や企業の国民へのサポートの変化、
自助努力で老後の資金の確保しなければいけない、
電子マネーの世界では、お金が見えない。だからこそ新しいお金との付き合い方を学ばなければいけない、
など、書かれており、今まで通りの、親からも学校からもお金を学ばない環境ではダメなのかなと、
1人の親として、自分自身が学び、一緒に学び、
お金を上手に使う能力を、身につけられる環境を、
作っていかないといけないんだなと、気づきました。
衝撃だったのは、2歳くらいからお金の教育はできるということでした。
お金を大切にする。感謝する気持ち。
といった基礎となるような部分は、幼児の頃から、身につけていけると知り、確かにと思いました。
欲しいと言えば買うだけしていても、そのような気持ちは芽生えないだろし、買い物の時や日頃からの会話をもっと大切にしていかないといけないなと思いました。
本には、
おこづかい制のスタートのタイミングや金額
報酬制と定額制のメリット、デメリット
株式投資
未成年口座
についてなど、詳しく書いて下さっています。
どれもちゃんと聞いたことないことばかりで、
とても勉強になりました。
そして、マネー教育の進め方みたいなものも、ちゃんと書いていて、道筋みたいなものが見えてきた気持ちになりました。
心に残ったことは、
アメリカでは、親から子どもに株をプレゼントすることもあるということでした。
おもちゃやディズニー、毎日食べるシリアルなど身近な会社の株を、かわいい額に入れて渡すと。
子供銘柄といって、値下がりしにくく、大人になるまで売却せずもっていると。
海外では、子どもの頃から株式投資は特別なことではなく、生活の一部になっていると知り、
日本と海外のお金に対する向き合い方の違いにびっくりしたのと、私はいきなりそこまではいけないけれど、そういう世界もあるんだと知り、できることからやっていかないといけないと強く思いました。
まずは、子どもたちの性格に合わせて、お金の話をしていこう、一緒に買い物にいき、お金や物の値段についてなど、ちょっとしたところからお金の話をしていきたいなと思いました。
まだまだ小さな一歩でしかないけれど、もっと勉強し、親子でたくさんお金に関する話をしていきたいです。
すごく勉強になることばかりの本でした。
おすすめです♪

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