劇団四季ミュージカル「ウィキッド」、
小説「オズの魔法使い」に触れ、感動し、
家族にその話をしたときに、子どもたちから、
「オズのまほうつかい知らなーい」と言われ、
たしかに、読んだことないなぁと思い、さっそく
図書館で借り、子どもたちと一緒に読んでみました。
今回読んだのは、
「ひきだしのなかの名作シリーズ」の
オズのまほうつかい。
「ひきだしのなかの名作シリーズ」っていうのが、なんとも素敵ですよね!
数多い世界の名作から、だれもが共感できる12の作品をセレクトしたものが、ひきだしのなかの名作シリーズのようで、「オズのまほうつかい」は、その12のなかの一冊。
小説を読んだあとのため、内容はわかっていましたが、少し哲学的にも感じるこのお話を、どう子どもたちにも届くように書かれているのかワクワクしながら読みました。
何より素敵だなと思ったのは絵でした!
どのページにも子どもたちがわかりやすいように、たくさんの絵があり、かわいい親しみのある絵もあれば、
スカートの柄、扉や壁の模様、木一つとっても、
なんて美術的な素敵な絵なんだろうと目を引くものはがりで、絵を見てるだけでも楽しめる本でした。
内容はわかりやすい言葉ですすみ、約125年も前に書かれた作品ということを忘れてしまうくらい、
ずっとワクワクドキドキしっぱなしで、気づくと終わっているという感じがするほどでした。
文字数は多めで、小学生が読むにはちょうどいいくらいの本ですが、うちの下の子は3歳ですが、冒険感もあるこのお話は小さい子にも響くようで、最初から最後まで、すごく真剣に、ワクワクしながら聞いていました。
名作と聞くと、古くさいのかなと思いがちでしたが、
長い間読み継がれている本には、確かなメッセージと惹きつける何かがあるからなんだと気づきました。
新しい本も大好きで、最新刊とかよく本屋さんでチェックし読んできましたが、これからはもっと、昔から愛されている作品にも、もっと触れていきたいなと思いました。
知恵と優しい心と勇気、そして仲間。
難しい言葉なんてなくても、
なんかいいお話だったねって、あったかい気持ちで
いつまでも心にじんわりと響く本でした。
オススメです♪

オズのまほうつかい (ひきだしのなかの名作) [ 木坂涼 ]