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2025.03.04
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カテゴリ:保育園看護


私が住んでる地域の小児科医会が発表している
今流行っている病気を、
気になるときチェックしているのですが、
インフルエンザ、コロナ、マイコプラズマ、
RSウイルス、溶連菌、胃腸炎、
そしてヒトメタニューモウイルスなど、
多岐にわたる疾患が年明けからずらりと並び、
増えたり減ったりしながら、3月を迎え、
徐々に春に向かってる感がでてきました。
まだまだどの疾患もちらほら見られていますし、
暖かさが見られたと思ったら、また厳しい寒さも見られるこの時期、環境の変化もあったりで気忙しく、
体調も崩しやすいですよね💦
みなさんも、みなさんの大切な方々も、
心身ともに元気でいていただけたら、うれしいなと思います。

この冬はよくニュースで聞かれた
ヒトメタニューモウイルス感染。
本来は、春頃に流行しやすい疾患なのですが、少し早めの流行が見られましたね。
最近は以前に比べて耳にする機会は減ったように思う
ヒトメタニューモですが、またここから増える可能性もあるかなと思い、少しまとめてみようかなと思います。

《ヒトメタニューモウイルスについて》
⚫︎ヒトメタニューモウイルスは、RSウイルスと似た呼吸器症状を引き起こすウイルス。
⚫︎2001年に発見された比較的新しいウイルスですが、
以前からも存在はしていた、いわゆる風邪の原因となるウイルス。
⚫︎2歳までに30%、5歳までに75%、10歳までには
100%一度は感染すると言われている。
⚫︎一度の感染では、十分な免疫は得られず、何度も感染を繰り返す。
繰り返し感染することで、そのたびに症状は軽くなる傾向にある。
そのため、成人が感染しても、軽い風邪程度であったり、無症状のこともある。
⚫︎流行シーズンは、1月〜6月。
インフルエンザの流行のあと特に3月〜4月に多い。

【症状】
⚫︎潜伏期間  3〜6日
⚫︎鼻水、咳  一週間程続く
⚫︎高熱  38.5度以上でることも
     インフルエンザと間違われやすい
     4〜5日程続く
⚫︎嘔吐、下痢  胃腸炎に間違われやすい
⚫︎喘鳴  5日間程続く

⚫︎合併症  気管支炎、中耳炎、肺炎、熱性けいれん
⚫︎重症化しやすい  先天性心疾患、喘息

⚠️細菌の同時感染に注意が必要。
ヒトメタニューモウイルスと同時に、細菌にも感染してしまうことも少なくない。
その場合は、抗菌剤が必要になる。
熱が長引くときは、再度早めの受診を。

⚫︎成人では、軽い風邪程度や無症状が多い。
高齢者がかかると、肺炎など引き起こすこともあるため、体力や免疫力の低い方は注意が必要。

【感染源】
飛沫感染、接触感染でおこる。
感染力は強く、ウイルスの排泄は、発症後から1〜4日に多く、1〜2週間程続く。

【診断】
迅速検査で、10分程で結果がでる。
専用の綿棒で、鼻の奥から鼻水を採取して検査する。

【治療法】
特効薬はなく、対処療法

【予防】
手洗い、うがい、マスクの着用、アルコール消毒

【登園、登校目安】
明確な基準はないので、全身状態がよくなれば可能。
少なくとも、解熱するまでは、家で安静に過ごしましょうとされている。

【RSウイルスとの比較】
⚫︎症状がよく似ていると言われるRSウイルス。
症状も潜伏期間も似ていますが、流行シーズンが
RSウイルスは、11月〜1月ピークの秋冬に多いため、少しヒトメタニューモより早めの流行を迎えるかんじはありますが、1月頃などかぶっている期間もあります。
⚫︎RSウイルスは4歳までに、100%かかる(無症状や軽い場合もある)と言われているため、
ヒトメタニューモウイルスは、RSウイルスほど多くの小児にかからない。


【まとめ】
ヒトメタニューモは「風邪ですね」と診断されることの多いウイルスの一種。
ヒトメタニューモウイルスとわかっても、特効薬もなく、治療方針は変わりない。登園に関する決まりもないため、積極的に検査をして、原因を特定するメリットもあまりないため、原因ウイルスを特定するより、症状の経過をみていきましょうで診察は終わるほうが多いように思います。
ただ月齢が低い乳児や重症化しやすい方には注意が必要であり、なかなか体調がよくならない、全身状態が悪い方は、早めに検査をし、治療をしていくことが大切なのかなと思いました。






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最終更新日  2025.03.04 05:42:13
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