こんにちは😊
新年度、始まりましたね!
仕事でも新しい環境になられてる方も多いでしょうし、春休み中、子どもさんとたくさん向き合われていた方もおられるかなと思います。
本当に、毎日おつかれさまです!
私も新年度になり、職場の保育園も進級したり、クラス替えがあったり、新しい園児さんが入ってこられたり、大きく環境が変わり、気を配ることが3月までとは明らかに増えました。
そして休みの日は、春休み期間の子どもたちとがっつり一緒にいることで、楽しかった分、春休みが終わった今、どっと疲れを感じています。。
そんなとき出会ったのが、この本。
「あなたを疲れから救う休養学」です。

休養学 あなたを疲れから救う [ 片野 秀樹 ]
疲れから救ってほしい!とタイトルに惹かれ購入。
大切なところはマーカーで色分けもされていたり、項目ごとに短くまとまってあったり、疲れているなかでも、たった10分読むだけでも、きりがよく読み終われたり、すごく読みやすい本でした。
そして、初めて聞いた休養学という言葉。
健康づくりの三大要素の「栄養、運動、休養」の中で、栄養や運動は学問として体系化が進んでおり、学校などでも学ぶ機会があるのに、休養については、学問として確立されていないと感じた著者の片野秀樹さんが、提唱した言葉であり休養についての学問とのです。
たしかに、休養といえば寝ればいいんじゃない?くらいにしか考えたことはなかったですけど、寝るだけではとれない疲労をずっと抱えてきた気がします。
なのでこれを機に、ちゃんと「疲労」を知り、「休養」のことを学びたいと思い、読みはじめましたが、初めて知ることも多く、本当に学問として、休養を学ぶことができました。
本当にたくさんの学びがあったのですが、
印象に残ったことをいくつか書いていきたいと思います。
⚫︎アスリートは疲労感を軽視しない。
アスリートには、そろそろオーバーワークだから休みないと言ってくれるトレーナーがいて、うまくコントロールをしてくれる。
しかし、ビジネスパーソンにはトレーナーがいない。
なので、自分でペースをコントロールしなければならない。
→たしかに!ってなった言葉でした。
当たり前のことですし、深く考えなくてもコントロールをしながら毎日生きていますが、きっとトレーナーがいてくれたら、少し休まないとパフォーマンス落ちるよ、病気に繋がるよと言われるときでも、無理やりにでも突っ走ってきたように思います。
なので、もしトレーナーさんがいてくれたらどう言うかなっていう客観的な視点をもつことは大切だなと思いました。
⚫︎疲労感はマスキングできる。
コーヒー、栄養ドリンクに含まれるカフェインは、一時的に疲労や眠気を感じなくし、がんばり続けれてしまう。その一生懸命がんばり続けた先には、燃え尽き症候群になる。
燃え尽き症候群には12段階あり、引きこもりなどの段階を経て、うつ病、燃え尽き症候群になってしまう。
→この本には疲労の先には、燃え尽き症候群の他にも、自律神経の乱れ、神経系の変調、内分泌系の変調、免疫系の変調をきたし、疾病につながることが、とても丁寧にわかりやすく書いてありました。
ただの疲れと深く考えず、マスキングし続けることの怖さを改めて感じました。
⚫︎疲労の反対語は「活力」。
活力を高めるためには、あえて何かしらの負荷をかける。それにより、基礎体力が上がる。
→意外でした!
疲労の反対語は休養かなって思ってましたが、活力とは!
この本には、どんな負荷がいいのかなど詳しく触れられており、なるほどーってなりました。
そしてこのような積極的で主体的なアプローチ方法を「攻めの休養」と呼ばれていました。
かっこいいですよね。
逆に、土日はダラダラ過ごすタイプは「守りの休養」と呼ばれていました。
休養に攻めとか守りとかがあるなんて、大発見でした!
⚫︎7つの休養モデル。
休息タイプ、運動タイプ、栄養タイプ、親交タイプ、娯楽タイプ、造形想像タイプ、転換タイプがある。
それぞれを複合的に行うことで、疲労回復効果は倍増する。
→本には、それぞれの休息モデルについて、必要な理由と具体的な方法がふんだんに書かれてあります。
休養🟰寝ることだと思っていたのに、この本を読むだけで、休養の方法は無限大だなと思うことができました。
◎読み終えての感想
私は、頑張り過ぎている人、無理している人しかいないんじゃないかなと思っており、身近な人の中でもそういう人たちに、なんて声をかけるのがいいんだろうってずっと考えていました。
仕事休んだら?、無理しないでね、など、簡単に言うことはできても、仕事なんて簡単に休めるものでもないし、実際自分でも体調のことで仕事は休んだりしないし、無理なんてしないとやっていけないこと自分でも十分すぎるほどわかっているので、ずっと本当にその人のことを想っての言葉を探していました。
そして今回、この本に出会い、やっとそのヒントになる言葉たちが見つかったように思いました。
休養🟰寝ることだけではない。
たくさんの疲労回復方法があり、それは個人で取り組むこともあれば、会話をしたり、一緒に散歩をしたり、一緒にゲームや推し活をしたりなど、できることってたくさんあるやんって思うことができました。
なので、きっとこの本に出会うことで、出会われた方それぞれの休養方法が見つかり、まわりの大切な方々にも広まっていき、みなさんが心身共に健康でいられるようになるんじゃないかなと思いました。
休養を知ることで、未来は少し変わるんじゃないかなと思いました。
素敵な本でした。
オススメです!