去年1年間、小学校のPTA役員として、
PTA文庫の活動をおこなっておりました。
活動の一つに、休み時間に本の読み聞かせをおこなっており、読む側はとっても緊張するのですが、
子どもたちは、低学年の子も高学年の子も、キラキラした目で聞いてくれたり、つっこみをいれてくれたり、感想を言ってくれたり、そんなやりとりに毎回うれしい気持ちをもらうのは私で、とても幸せな経験をさせてもらえた1年間でした。
任期は終えたのですが、この読み聞かせには関わらせてもらいたいなと思い、今年からはボランティアとして参加させてもらうことになりました。
そして、頭の片隅にずっと、次の読み聞かせのときはなんの本を読もうかなとの思いがあったのですが、
この本を読みたい!と、すぐに思えた本に、出会えることができました。
その本が、こちらです。

【中古】しょうじき50円ぶん /廣済堂あかつき/くすのきしげのり(単行本)
みなさんは、おつりが、
50円少なかったら、どうされますか?
または50円多かったら、どうされますか?
物語は、小学生の男の子兄弟が主人公。
2人共通のおこづかいが入った財布をもってお買い物へいきますが、もらったおつりが50円たりないことがありました。
すぐに足りないよと言いにいき、一件落着。
しかしまた別の日、今度はおつりが50円多くもらっていました。
黙っていてもわからないよって気持ちと、
50円足りないときには言いに行くのに、多いときには行かないなんておかしいよねって気持ちと、すごく悩みます。
兄弟の出した答えは‥。
そして最後は、読んでいても、泣きそうになるのを堪えるのが大変なくらい、感動します。
この本を読み聞かせで読みたいなと思ったのは、
正直者でいてくださいね、なんて上から目線のおこがましいことを言いたいのでは全くなくて、
後ろめたくてもやもやしてしまう気持ちや、
自分が思う正しいと思う気持ちにまっすぐいたいと思う気持ちや、お店のおじさんから、心からのありがとうと言われたときの気持ちなどを、一緒に味わいたいなぁと思ったからでした。
子どもにとっての50円の重さを考えると、けっして安いお金ではないこと、すごくわかるんです。
そのお金があればできることがたくさんある。
だけど、おつり多かったよと返して得た、おじさんからの心からのありがとうや、まわりからの拍手は、きっとずっと忘れられないものになるんだろなと思いました。
そんな心に残る経験はなかなかないかなと思いますが、本を読むことで、同じような気持ちを味わえるのって、すごく素敵なことだなと思うので、
これからも本を通して、
もやもやしたり、ドキドキしたり、うれしかったり、そんな感情を、子どもたちと一緒に味わえていけたら幸せだなと思いました。
お金の大切さ。お金よりも大切なことはある。
色々なことを考えさせてもらえる一冊でした。
おすすめです!