「木の上の軍隊」
映画化されると予告を見てから気になっていた「木の上の軍隊」小説 木の上の軍隊 (宝島社文庫) [ 平 一紘 (脚本・監督) ]太平洋戦争末期の沖縄のある島での物語。激しい戦いが展開されるなか、ガジュマルの木の上に身を潜め、援軍を待ち続け、約2年耐え忍んだ二人の実話を元にされた物語。読むのも辛くなる描写も多く、目を背けたくなる瞬間もあり、何度も読むのを躊躇いながら読み進めました。だけど、それは大袈裟に書いてあるわけではなく、本当にあったこと。。戦争を描く物語は、ドラマでも映画でも本でも、舞台は様々だけど、どれも辛く、、人を傷つけることも、生き残ることも。。戦いじたいは終わっても、その土地も、人も、元には戻らない。。本の中にも出てきましたが、日常であった場所は、人が血を流して死んだ場所になる。戦いは終わっても、人を殺してしまった記憶は消えない。そして、望むことは、ただ家族や友人と当たり前にあった日常を過ごしたいだけ。平和な毎日。平和すぎて、もっともっとなんて思ってしまうこともあるけれど、今がどれだけ幸せか、改めて今ある幸せを噛み締めました。そして、その過去があるからの今であって、それを忘れてはいけなくて、繰り返しては絶対にいけなくて。こわくて目を背けがちですが、ちゃんと向き合うことができてよかったと思わせてもらえた本でした。そして、ちゃんと次ある選挙、行こうと思いました。これからの未来を、ちゃんと考えていきたいと思いました。そして、本に出てきた「敵も人間で。みんな誰かの友達で、恋人で、親で、子供だ」の一文。自分と違う考えをもつ人であっても、そのことを忘れずいられたら‥まずは私が、そう思える人間でありたいなと思いました。知ることができて本当によかったと思えました。読み終えた今、目の前の現実が違って見えてきました。おすすめです。