大阪CA声楽コンセルヴァトワール

2017/12/05(火)23:40

「今日一日生きて」

2017、12、5 「最近日記、さぼっておられますね」と先日知り合いに言われ、「いや、本当だ!」と心ずいたようなことである。 12月は第九、お座敷の仕事、それから23日のサロンコンサートと、歌う機会がたくさんある。 お座敷の仕事というのは「茶木さん、あなたここへ来てちょっと歌いなさい」とお声がかかって、ミニリサイタルみたいなことをやる仕事を「お座敷がかかった」というのである。 三年間歌うことから遠ざかっていたからこそ、歌わせていただけるというのは本当幸せなことであると感じることができる。 何故なら僕の歌を聴きたいという方が居なければ、我々の演奏というのは成立しないのであるから。 そして責任もそれだけ重くなる。 とにかく年内は風邪を引けない。 でも最近は便利で、修行しているおかげで、自分で脈診して風邪引いたかどうか調べることができる。 風邪引いた、と意識するのは、もうかなり病状が進んだ状態なのである。 風邪の症状が現れるまでには、何段階かのミスを重ねているものなのだ。 脈診によって、風邪の一番表症、いわゆるまだ症状として表れていない段階を知ることができ、その時点で処置すれば容易に風邪を撃退させることができるのだ。 それで最近は電車の中、ホームの上、エレベーターの中など、所かまわず自分で脈診しているので、さぞかし周りは変な目で見ていることだろう。 それに大勢での会話の途中などで話題が怪しいところに行こうとするときや、手持無沙汰のときなど、必要がなくても脈診して、会話の外に出たような態度を示すこともできる。 とても便利である。 12月23日(土・祝)午後2時半より、阪急芦屋川で行うサロンコンサート「禁じられた風節」のチケットが未だ売り切れていない。 今回この演奏会の企画として、時期と場所でしくじったようである。 いつも僕の演奏会に来て下さるお客様は、大阪、奈良、京都の方々で、神戸の方はほとんどおられない。 あまり神戸まで行慣れておられない各地の方々は、とても遠いと感じられるようである。 それに12月23日という日時。 調査によると、主婦はもうこの辺りになると気が焦って、暮れの仕事に追いまくられる強迫観念に迫られるようである。 しかし実際にはこの日一日で何をするという計画もないのだが、とにかく差し迫ってくるという脅迫が彼女たちの気を焦らせ、そんな時期の演奏会に出かけていられるものではない、と思ってしまうらしい。 よい教訓であった。 皆さま、まだチケットはございますので、是非お越しください。 今回はイタリアカンツォーネ、日本歌曲、ドイツ歌曲、それにオペラアリアと二重唱もソプラノにお手伝いいただいて演奏します。 この歌劇「トスカ」の二重唱は濃厚な愛の二重唱であって、少し演技も付けてやるので何やらちょっと照れくさいのですが、まあこういうアンサンブルも久しぶりのことなので、精一杯楽しんでみたいと思うのです。 足をお運びさえ下されば、たっぷり楽しんでいただけることと自負しておりますので、よろしくお願いいたします。

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