2008.10.17

「今日一日生きて」

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・10.17.金
今、従兄(二つ年下の女性)がMDに読んで録音してくれた村上春樹の「海辺のカフカ」を電車の中で聞いている。
これで通して聞くのは四回目になる。
ストーリーや、ここで誰が何を語るかなど、もうすべて記憶しているぐらいなのに全然飽きない。
どうしてだろうと思う。
おそらく箇所箇所に何か特別な部屋のような空間があって、そこに身を置けるからかもしれない。
ストーリーだけならすぐ飽きる。
でも登場人物の生き方と考え方、感覚を楽しめるから(結局それはすべて著者のことなのだが)、だから飽きない。
今ちょうど大島さんの車で高地に向かっていて、CDを聴きながらシューベルトのことについて話している場面である。
大島さんのセリフ「シューベルトは、物事に挑んで敗れるための音楽。
それこそがロマンティシズムであり、そういう意味では、彼の音楽はロマンティシズムの聖歌なんだ」
何度聞いても納得のセリフだ。
歌曲集「美しき水車屋の娘」などはまさにそういったロマンティシズムが人を引き付けて離さない。
でもやはり大島さんのセリフに出会わなかったら、その魅力の理由に気付かなかったかもしれない。





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最終更新日  2008.10.18 00:43:37
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