2018.04.01

「今日一日生きて」

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2018、4、1
阿波座のCA声楽コンセルヴァトワールのスタジオにて、鍼灸院も開業したわけだが、一般の患者様に加えて、歌い手さんたちの声のケアとしての治療も手掛けて行きたいと考えている。
声楽の世界から鍼灸院になったというような者はそういないだろうから、僕が舞台に向けてコンディションを整えるために鍼灸に信頼を置いてきたように、今度は歌い手さんの立場に立ってコンディションを整える仕事をしていきたいと思っている。

声に対する治療としては、まず上に上がってしまった気を下腹部に下ろして安定させる。
首や肩の凝りの原因のほとんどはこの逆気なので、これで上半身も解れる。
横隔膜を柔らかく上から下まで運動することを助けるツボがあるので、そこにアプローチする。
これがうまく行くと呼吸運動が促進されるので、CO2を充分に排出し、酸素をたっぷり取り入れることが出来るようになり、毛細血管でのガス交換が促進され、美しくなった血液を静脈が心臓にたっぷりと運ぶ。
これは糖尿病の人にもとても大事な治療となる。
同時にこのツボは、何かに向かって躍進する活力、根気、目的を成就させるねばりを司っている。
と同時に、取り入れた水分を充分に粘膜に行きわたらせるためのポンプを力付ける。
これによって喉が潤い、冷えが解消される。
という風に多くの効能を秘めた名穴だ。
歌い手さんが舞台に向かって必要とすることは、気持ち自体がストンとあるべきところに落ち着いていること、舞台を乗り越えるための活力、喉の潤い、柔らかく充分に横隔膜が運動できること、声帯を動かすための筋肉の働きを阻止するものを除去する、風邪を引かない体を維持する、何よりも健康を維持する、というようなポイントであろうか。
ドイツの言葉に
「Saenger sind Gesundesmaensch/最も健康な人々、それが歌い手」
というのがある。
結局歌い手が声のためにコンディションに気を配るということは、生きるための健康を維持するということだから、彼らは最も健康な人々、という意味である。





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最終更新日  2018.04.01 23:00:10
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