『かかしのひみつ―スリランカのおはなし―』
こどものとも2007年9月『かかしのひみつ―スリランカのおはなし―』プリヤンカ・カルアーラッチ 作/プラサンサ・カルコーッテゲ 訳買った当時はあまり読まなかった絵本ですが、最近読み返して気に入ったようです。有名どころの話はよく絵本化されますが、アジアやアフリカなどのお話に触れる機会はあまりないのでこういった本は嬉しいなと思ったのを覚えています。あらすじある農夫は、鳥がたんぼのいねをたべてしまうので困って、かかしを作りますが、そのとき鳥の羽を耳につけたためかかしは鳥の声を聞くことができるようになって、夜のうちにたんぼから離れて、鳥がいねを食べるのを黙ってみています。かかしの効果がないのでおかしいと見に行った一家はびっくり。話を聞いて、農夫は鳥たちの分までたんぼを耕し稲を残してあげることにしたのです・・・娘は始まりには「鳥めぇーっ」と怒って途中には「かかしめぇーっ」そのあと「人間めぇーっ」そして最後に「うふふ」と・・・何て忙しいお話でしょう、と思いつつ、そんな顔を見るのが楽しかったです。一番気に入ってるのは絵のようです。とても明るい色づかい。かかしの服やターバン、スカーフの派手なこと!鳥たちも実にカラフル。じーっと見入っていました。お父さんが背中毛まではえてるほど毛深いのでわたしも最初は「げーっ」途中から「むふふ」と・・・後からじわり、とくる本だったようです。今ならまだ公式サイトで表紙が確認できます。こちらの本はバックナンバーです。在庫があれば、取引のある書店なら取り寄せてもらえます390円と安価、柔らかい紙でおすすめシリーズです。福音館書店はサイトはこちらから