『赤いぼうし』野崎昭弘・安野光雅
赤いぼうし価格:1,523円(税込、送料別)文:野崎昭弘絵:安野光雅出版社: 童話屋 発行年月: 1984年04月 ISBN:9784924684201 本体価格:1,450円 安野さんは、私の両親のお気に入りで、娘が生まれたときから何冊もプレゼントしてもらいました。淡々としたタッチが、私も大好きです。不思議な感じのする絵が多くて、つい、警戒してしまいます。この本は、ゲーム理論なんかの萌芽のような、子供の好奇心をくすぐることができたらしめたものだな、といった内容になっていまして、楽しく読みました。いつも、クイズなどでは イーッとなって投げ出してしまう わが子も、地の文の軽快な語り口にすっかりやられて、完読しました。(私は数学にくらいので、これは、ドラマなんかを見て感じたことをそのまま書いているだけなので、うのみにはしないでください!囚人のジレンマとか、そういうのを初めて見聞きしたときと同じ感動があったのです。無知です!でも、わくわくする気持ちはあります)小さい子(幼稚園年長~小学1、2年くらい?)なら一度にすべてを読もうとせず、徐々に読んでも楽しそうです。自然が美しいように、数学も美しい。そのはずなのにこの頃は、入学試験と、それに適応しようとする教育のためか、数学は誤解されて、ひどい嫌われものになってしまった。でも本当は、だれかさんのように、美しい。昔は女神にたとえられたくらいだった。その姿をのぞき見るために、私達の本が少しでも役に立つといいのだけれど。(安野光雅、カバー折り返しのコメント)