『やまんば』
やまんば須藤克三 ぶん久米宏一 え 岩崎書店 32p 1982年10月 ISBN:9784265909322 本体価格 1,165円 (税込 1,223 円) 送料別 しっかりしてる本です。暴れん坊でも安心!※ネタバレ子どもができた夫婦だが、ごうつくばりのしょうやに、納めてもらう米が減るから捨てて来いといわれお母さんは子どもを連れて行方不明に。残された姑と夫は地蔵をたて、同じようにあかんぼを捨てさせられた人は、ここに捨てるようになったがあかんぼうはいなくなっていて・・・あるかんばつの年、村の衆はしょうやに蔵の米を分けてくれと言ってもきかず、山からおりてきた若者たちに火をつけられ、しょうやの蔵はおそわれ、若者が戻ってきた町は米もとれるようになり活気づいた・・・これがね、ハッピーエンドなんですが、ちびこを泣かせるのです。悲しくて怖くて不思議で、でも力強くて・・・ちびこはひかれているようで、怖いながらも、いつも目を真っ赤にしながら、「読んで~」というのです。質問攻めです。おかあさんと赤ちゃんはどうなったの?しょうやさんはどうして捨てて来いといったの?村の人が捨てた赤ちゃんはどうなったの?やまんばは誰なの?火をつけた人は悪い人なの?沢山の会話が生まれると思います、本当に、ちびことの大事なひとときをくれた絵本です。怖い絵も気に入っています。