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2005年名前ランキング 総括


男の子は「翔」くんと「大翔」くんが揃ってトップ!


○男の子の名前は、『翔」を使った名前がベスト4位中3つを占め、”夏””海”をイメージする「拓海」くん、「太陽」くんが上位に入りました。ベスト10は活発で元気な名前が多いようです。

○男の子の名前のトップは「翔」くんと「大翔」くん。「翔」くんは2000年以来5年振り、「大翔」くんは初のトップとなりました。『翔』は空高く翔けめぐるというダイナミックなイメージから、将来の活躍を期待する親の願いが込められており人気の漢字です。今年はさらに大きな飛躍を願う「大翔」くんも、2003年のべスト10に初登場してから2年でトップに翔け上がりました。「翔大」くんも昨年100位外から27位に躍進しました。

○今年は、『翔』が人気です。上位4位中に「翔」くん・「大翔」くん(1位)、「翔太」くん(4位)が入り、「海翔」くん・「翔真」くん(20位)や「翔大」くん(27位)もそれぞれランクアップしました。武豊騎手とのコンビでターフを“翔け抜け”、感動を与えた三冠馬ディープインパクトも『翔』人気を後押ししたのかもしれません。

○ここ数年は自然にちなんだ名前が多い中で、昨年は“風”や“大陸”をイメージする名前が上位にランクインしていましたが、今年は“夏”“海”を連想させる名前が上位に進出しました。2年連続3位の「拓海」くんの他には、「海斗」くん(7位)、「太陽」くん(9位)がランクアップしており、大きな経済効果があったと言われるクールビズの影響でしょうか、「涼太」くん(17位)も昨年76位からランクアップしました。

○今年も、ブラウン管で活躍したタレントやスポーツ選手、TVのヒーロー番組が影響した名前がランクアップしています。アイドルでは「翼」くん(昨年10位→6位)、ヒーロー物では「響(ヒビキ)」くん(漢字:昨年76位→20位、読み方:昨年90位→48位)、サッカー界から「シュンスケ」くん(昨年71位→33位)などの躍進振りは代表的。その中で特に目立ったのが、人気ドラマで活躍した赤西仁さん(KAT-TUN)の「仁」くん。昨年の100位外から20位に躍進しており、役名の「隼人(ハヤト)」くんも(漢字:昨年59位→27位、読み方:昨年13位→9位)ランクアップしています。また、男の子の名前ベスト10に初めてランクインした「大和」くん(9位)は、広島県尾道市に広大なロケセットを作り、公開前から話題となった映画が影響しているかもしれません。


女の子は「陽菜」ちゃんが、昨年1位の「さくら」ちゃん・「美咲」ちゃんをおさえ、2年ぶりのトップ!


○女の子の名前は、『美』人気が高く、「美咲」ちゃん、「美羽」ちゃん・「美優」ちゃん・「美月」ちゃんがベスト10に。「凜・凛(リン)」ちゃん人気も定着!

○女の子の名前のトップは「陽菜」ちゃんです。ここ数年来人気の「さくら」ちゃん(2位)を僅差でおさえ、2年ぶりのトップとなりました。“陽だまり”の温かさと“菜の花”の快活なイメージで元気で明るい子に育ってほしいとの親の願いが込められているようです。

○ちなみに、2004年9月に人名漢字に加えられた「凛(りん)」ちゃんは12位に躍進し、従来から使用できた「凜(りん)」ちゃん(7位)と合わせるとトップの「陽菜」ちゃんを超える人気となります。最近の女の子の名前は草花にちなんだものが多く、明るさや優しさ、美しさをイメージさせますが、“凛(りん)”とした女性らしい強さを投影したこの名前はひときわ目立つ存在として、台頭してきました。

○女性アスリートの戦う美しさに魅せられたのか、『愛』『優』よりも『美』を使った名前が上位に集中しました。今年活躍した女性アスリートの“戦う女性”の美しさに魅せられたのか、今年は安藤美姫さんや宮里藍さん、菅山かおるさんをはじめ、女性アスリートが大活躍しました。ブラウン管を通して、“戦う女性”の美しさに魅せられた方も多かったのではないでしょうか。今年のベスト10では、常連の「美咲」ちゃん(3位)に加え、「美羽」ちゃん(4位)、「美優」ちゃん(6位)、「美月」ちゃん(8位)が3年振りに揃ってベスト10に返り咲きました。例年『美』は『愛』や『優』、『心』といった、主に内面をイメージする漢字よりも多く使われる傾向にありますが、今年は『美』を使った名前が上位に集中し、娘に内面を含めた美しさを期待する思いがより強く見られます。

○「結衣」ちゃんは昨年100位外からいきなりベスト10に入りましたが、今年も8位と健闘。読み方の「ゆい」ちゃん人気も手伝って、定番の名前となりつつあるようです。

○「愛」ちゃんは1981年から1995年まで、常にベスト2に入っていた時代がありましたが、今年もその「愛(アイ)」ちゃん達が芸能界やスポーツ界で大活躍しました。また、今年は愛知万博「愛・地球博」も開催され、まさに『愛』が活躍した1年と言えますが、昨今漢字の組み合わせで個性を出そうとする傾向から、『愛』人気が分散されており、昨年同様ベスト10には『愛』を使った名前はありませんでした。しかしながら『愛』を使用した名前の上位を見ると、漢字では「愛」ちゃん(12位)、「愛梨」ちゃん(15位)、「愛莉」ちゃん(18位)、「愛美」ちゃん・「乃愛」ちゃん(22位)、読み方では「アイリ」ちゃん(11位)など昨年からランクアップしており、その影響は確実に出ています。男の子のランキングでも、昨年の100位外から「愛翔」くん(59位)、「愛斗」くん(77位)がランクインするなど、意外なところに人気ぶりがうかがえます

○女の子の読み方では2音の名前に注目してみましょう。女の子の読み方ベスト3は全て2音の名前です。読み方の調査を開始した2000年以来、2音の名前の人気は増加傾向にあります。



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