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”母乳神話”って･･･

母乳で子供を育てた人は、母乳が出なくてやむを得ずミルクで育てた人に対して「どうして母乳で育てなかったのか？」「手抜きじゃないか？」と疑問に感じる傾向があるのでしょうね。ミルクを使わず、母乳のみの育児をしてきた人は「子供を産めば母乳が出て当然」という考えがあるような気がします。

私の母は妊娠8ヶ月の早産で生まれた第一子となる長女（私にとっては異父の長姉にあたります）を生後５日で亡くし、母乳を飲ませることはできませんでした。母にとっては初産でした。もしかしたら、母は生後間もなく長女を亡くしたショックのあまり、母乳が出なくなったのかもしれません。

母はその後1男2女を出産しましたが、いずれも初乳を含ませるのが精一杯で、すぐにミルク育児に切り替えて育ててきたそうです。

第一子を出産した時は母乳が出なくてミルクで育てた人が、第二子を出産後は母乳の出が良くて、母乳のみで育てることができたというケースもあるそうです。
日本は「母乳神話」の強い国ですので、出産直後の女性で母乳を出すのに必死になる人は多いと思います。赤ちゃんにとって「母乳」から栄養を摂るのが一番良いと思いますが、「ミルク」で育てている親御さんにも何か事情はあるはずですよね。生まれた子供が無事にすくすく成長していけば、それでいいのではないでしょうか？