テーマ:★シュタイナー教育(259)
カテゴリ:読書会
sonoさんのご質問から、エーテル体について考えてみました。
(ご質問、ありがとうございます) エーテル体というのは、生命体とも呼ばれるもので、 「いのち」です。 ですから、人間が生まれるときにエーテル体を受け取り、 人間が死ぬ時、エーテル体が離れていきます。 また、エーテル体は、生命力だけではなく、 記憶力、気質、性癖、良心の担い手でもあります。 これらの具体例を少し考えてみたいと思います。 記憶力 人間は生まれる前のことは普通は覚えていないし、 生命が脅かされるほどの恐怖にさらされたときなどに記憶を失ったり、 生命力が弱っているとき記憶力が低下したり・・・、 などの事例を考えてみると、 記憶というのはエーテル体があってこそのものだな、と感じられます。 気質・性癖 自我というのは、自分を高めていくための意識。 アストラル体は、ものごとにたいして反感や好感を持つもの。 その自我とアストラル体をふまえて、 自分の欲望や習性がエーテル体を通し、個性となって現れます。 それが気質、性癖ではないでしょうか。 人間は生まれる前、または死後は、 自我とアストラル体のみの存在になります。 だから、肉体のない精神世界では、気質も、性癖もない いわば純粋な存在。 この世に生まれて、エーテル体を授かって、 初めて気質や性癖ができてくるのだと感じます。 良心 これはわかりにくいですね。 シュタイナーは、 一般に「良心」とよばれているものは、何度も受肉を繰り返す間に、自我がエーテル体に働きかけた結果として生じます。人間が、「こうしたことや、ああしたことはしてはならない」ということを認識し、このような認識によって強い印象を受け、その印象がエーテル体まで伝えられるとき、良心が生じます。 (「霊学の観点からの子どもの教育」松浦賢訳) と言っています。 長い長い年月を経て、いくつもの世を生きるうちに、 それぞれの世のなかで培った道徳心が、 エーテル体にまで伝わる。 受肉を重ねるうちに、それが、今の良心へと育ってきたもの。 うーん。 もっといい説明ないかな。 ***** sonoさんのご質問の 言葉で働きかける=エーテル体への働きかけ ということに関しては、 12感覚論の言語感覚の説明が必要になってくると思います。 もう少しまっていてくださいね。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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