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カテゴリ:放浪記
英雄譚は、勇者の誕生から書かれるのが常である。
それは英雄譚というものが 勇者の「伝説」について書かれたモノではなく、 勇者という「人物」を追って書かれたものであるからだ。 歩んできた道を追うのであれば、やはりその始まりからだろう。
有史以来、 人々から「英雄」と呼ばれる人間は、 数多く世界に誕生し、それぞれの伝説を作り上げ そして、人々に語り継がれてきた。
それは、平和であることに慣れてしまった社会が生まれ、 英雄の話が「物語」としてしか語られなくなった現代であっても 決して変わることはない。
「争い、競う etc.」という人間の習性が時代と共に形を変えたとしても、 有りつづける以上、 時として、人は勇敢な他人を必要とするからだ。
勇者は常に時代のどこかで産声をあげる。
そして新しい英雄譚は綴られ始める・・・・
勇者ゲソコロウ物語ヽ( ^ω^)ノ
第一話 「勇者ゲソコロウ誕生だぉ( ^ω^)」
リアルとは近い様で遠い仮想現実の世界。 ホワイトダイヤモンドサーバーの不眠都市「古都ブルネンシュティング」 あふれかえる人の中、その中心には一人の剣士が立っていた。
あたまに輝く初心運転者標識はまだ幼さを思わせたが、 現在、先駆している名高い白鯖勇者たちも、 みな同じこの地に立ち、頭に若葉を付けスタートを切ったのだ。
彼の名は「ゲンコロウ」
なぜこんなスカスカ感が否めない変な名前なのかというと、 彼が名乗りたいと思っていた「ゲンゴロウ」という名前は お役所からつまはじきを受けたのだったwwww
既に同じ名前のプレイヤーが存在します。
他人とは思えないこの人物の存在は、 ゲンコロウになぜか”父”を思い描かせた。
のちに、ゲンコロウは前衛剣士「ゲンゴロウ」噂を聞きつけ 彼を捜しに明け暮れる旅へと出かけるのだが それはまだ先の先のお話・・・・^b^
つづく
次回「勇者と病気のコボルト( ^ω^)」
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