テーマ:愛犬のいる生活(77250)
カテゴリ:ぐりな事
本日マンションの消防設備点検に おじちゃん3名がやってきた。 ここはぺつ禁ゆえ マンションの管理委託業者にも ペットの存在は隠したいところだ。 しかし すっかりこの件を忘れていて うっかりインターフォンに出てしまい 仕方なくぐりを別室に隠したものの ご飯皿 水のみ皿 ケージは間に合わなかった。 しかも 消防設備があちこちに施されているため 隠してる部屋もターゲットになっている。 どうしようか と 呼吸が浅くなるちゃんぐりに 黒沢年男似のおじちゃんが一言 「 いぬ 飼ってんのかい? 」あろうことか ケージを指差している!! 『 ・・ハイ。』仕方ない 潔く認めようじゃないか・・・ふう・・ 「そうか!何?犬種は?」年男、なんだか目が輝いているぞ? 『 え みにちゅわだっくすです。』一か八かだ!!もしや犬好きか!? 「そうか!!どこにいるの?あっち?」閉まっている部屋その1を指差して歩み寄る年男 『 こ・・こっちです!! 今連れてきますから!!』そう呼び止め その2の部屋の奥深くに 二重にして閉じ込めていたぐりを連れて出て行った。 『い・・一応ここ ペット禁止なのでばれないようにしてたんですけど』 すると 年男は「かぁぁわいいなあぁぁぁぁ まだ小さいな!ちびか? ぺつ禁なんて気にすんな!!ばれなきゃいいんだ ばれなきゃ!!きれいにしりゃいいの!」 『はあ・・この子は3歳です』ぐりめ おとなしく抱かれて可愛がられている。 普段知らない人や唐突に人に囲まれると 家の中だと猛烈に吠えたりするのに 何故か年男におとなしく抱かれ しかも暴れることなく体を委ねていやがる。 「今そこ点検してる奴のところも同じ犬飼ってるけど、不細工ででかいんだ!!」 そう気の毒そうに話し始めると その飼い主ともう一人が会話に割って入ってきた。 《あなたのこのわんちゃんは カニンヘンかなんかでしょ?小さいもん》 点検そっちのけで 全員集合かよ・・・・おいおい・・・・ 「だ~から、これが普通のミニチュアダックスって犬なんだよ!お前のは違う!!」 {かわいそうに、こいつの犬は ミニチュアダックスなんかじゃなかったんだよ。 ペットショップでまんまと騙されてね。 変な犬に成長しちまった。} 《うちのはミニチュアダックスだっていうんだよ!この子が小さいんだ!!》 「お前 もういいよ。変な犬なのには変わりないんだから。お前のとこのは変だ。」 {本物のミニチュアダックスを見れて良かったじゃないか!ホラ!可愛いぞ!} あきらめてまた点検に戻る彼を尻目に 年男はぐりを抱きながら目を細めている。 「うちでも犬飼ってんだ~ デーンにハスキー、猫2匹♪可愛いんだよねぇぇ 生き物は 動物ってのは 本当に可愛くて もうたまらないよねえ」 {このおっさんはね、病気。家の中で飼ってんだよ ポニーぐらいのでかさの犬を!} 『えええええええ!? すごいですね!!お世話とか大変じゃないですか?』 「世話なんてもう、人と一緒よ! おじさんと一緒に風呂も入るしメシも食うんだ~」 『 うわ~ もう お父さんみたいなもんですね 』 「そうだよ!! もう 可愛くてたまらないんだ!! おじさんば病気なんだもう。」 そして 3人して 病気病気 と笑いながらぐりを撫で 次のお宅へ突撃すべく出て行った。 宅配のお兄さん 遊びに来るお友達には 普段猛烈な吠え歓迎をするぐりが 本日は とてもおとなしくしていたことに 驚きを隠せないちゃんぐりでした。 何か御用!? ご飯の後にしてくれない!? お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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