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今日突然、事故を起こした車を運転してた女の人が、
お見舞いのお花と、ケーキを持って、うちに訪ねてきました。 私はちょっと地元の友達の家まで出かけてて、お母さんからの電話で家に戻ったんだけど、 戻ったとき、その女の人はすごい涙目だった。 涙目で、「もっと早くにお詫びするべきだったのに、この度はすみませんでした」と言った。 椅子に座ってお母さんと3人で話してるとき、 女の人がボロボロと泣き、私もボロボロと泣き、何故かお母さんももらい泣きをした。 空気はもちろん重かった。 でも私もお母さんも、性格でか、その人を励ますかのように明るく振舞った。 なんだかとてもホッとした。 きちんと謝りに来てくれたことに、ホッとした。 ここ数日、なんだか腑に落ちなかった気持ちが、少しすっきりした。 実際後から聞いた話、うちのお父さんが昼間に保険会社と話したときに、「謝りの一言もないことを遺憾に思っている」と伝えたことが、 きっかけだったみたい。 それがきっかけだったとしても、 きちんと家まで謝りに行くことはとても勇気のいることだったと思う。 事実、周りの人にも謝ってはいけないと言われてたみたいだし、 保険会社に言っても、「直接会わないで電話だけでもいいんじゃないか」 と言われたらしい。 本人としては、ずっとどーしたらいいのかわからなかったみたいなんだけど、 やっぱりそれでは気が済まないということで、今日来てくれたらしい。 もちろん、うちだけじゃなくて、バイクを運転してた人にも、そしてその両親のところにも、お詫びに行った。 正直、とてもいい人だった。 事故を起こしたときもすごく冷静で、悪いと思ってるのかもわからない感じだったけど、 今日のあの涙を見たら、ホントは相当てんぱっていたんだって、わかった。 起こってしまったことはしょうがない。 ちゃんと誠意ある態度で謝ってもらえた。 もうあとは、足が早くよくなるようにできるだけ病院に通ったりして、 仕事の遅れを取り戻すためにがんばるだけ。 その為に仕事の周りの先輩や同期にはいっぱい迷惑をかけると思う。 でも、みんな助けてくれてるって言ってるし、 協力してもらって、いっぱい努力しよう。 事故が起こったばっかりの時は、びっくりして、焦って、いっぱいいっぱいになったし、 仕事だって痛み止め飲んででも、無理して休まず行こうと思ったりした。 でも今冷静に考えると、それは到底無理だったと思う。 完治するのに1ヶ月半はかかるだろうとのこと。 無理しないでよかったと思う。 それと同時に、 本当に不幸中の幸いだったと、心から思える。 事故を起こした人がいい人だったこともそうだし、バイクがこけなかったから右足の捻挫で済んだこともそう。 もしバイクが左に倒れていたら、下敷きになって骨が砕けていたかもしれない。 スピードがもっと出てたら、捻挫じゃすまなかったかもしれない。 もっと悪かった状況なんていくらでも考えられる。 だから、本当に不幸中の幸い。 だから、もうマイナスには考えない。 起こってしまった過去のことよりも、これからの未来のことを考えようと思う。 当たり前のことだったかもしれないけど、その、人としての当たり前をちゃんと実行して、 今日わざわざ家まで訪ねてきてくれた人に、感謝したい気持ちになった。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
April 20, 2005 12:01:17 AM
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