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たかむらの茶の間

たかむらの茶の間

バナナブレッド

バナナブレッド

アメリカには恐ろしい数のバナナブレッドのレシピがあるという。一家に一つレベル。
プロセスはこちらの方がよりめんどくさい気がするのだが、日本の月見団子やおはぎのようなものだろうか。
で、このレシピは一応アメリカ直輸入。
バナナブレッドについてもひとつ蘊蓄をたれるなら、この手の重曹を使うパンのような形のものは甘くても甘くな
くても「ソーダブレッド」と総称されるらしい。そしてソーダブレッドの本家はやはりイギリスらしい。
使うバナナはブラックスポットが出て以降、それこそ全体が黒くなってるくらいの完熟バナナで。その方が潰しや
すいし。

ちなみに、どうもアメリカ人はカップで量るのに無理がある材料でもカップに入れて測りたがる癖があるようだ。
ショートニングとかバターとかまで計量カップに入れるのはどうかと思うので、グラムにしてしまった。
卵までカップで量ろうとはしないのだなと思ったのもつかの間、どこかでそういうレシピを見て「ああ、やはり」
と愕然としてしまった記憶がある。もちろん割ってほぐしたのを計量だけど、余ったの、どうすんだ? いやそれ
より1個割って微妙に足りなかったら、の方が気になるか…。

材料(大きめのパウンド型1本分)
ショートニング 60g
砂糖 3/4カップ
卵 2個
バナナ 2本
薄力粉 2と1/4カップ
重曹 茶さじ3/4
ベーキングパウダー 茶さじ3/4
塩 こころもち多めにひとつまみ
サワーミルク 1/4カップ (あんまり売ってないので、牛乳1/4カップに酢茶さじ1杯を混ぜて代用で可)
お好みで 胡桃(オーブンやフライパンでから煎りして刻んだもの) 70gくらい

作り方

前準備 ショートニング、卵、サワーミルクは室温にしておく。卵は小さい器に入れて割りほぐす。
    薄力粉、重曹、ベーキングパウダー、塩を合わせて1~2度ふるっておく。
    バナナはあらかじめ適当な器に入れフォークで潰しておく。粒の残し加減は好みで。
    パウンド型にはパラフィン紙ないし藁半紙を敷くか、ショートニングあるいはバターを塗って強力粉をご
    く薄くまぶしつけておく。(余計な粉は型をひっくり返して底からぺしぺし叩いて落とす)
    オーブンは材料を混ぜ始める直前に190度で予熱をスタートする。

1.大きいボウルにショートニングと砂糖を入れ、木べらか泡立て器でよくすりまぜる。
2.1に卵を2~3度に分け加える。卵液は一度加えるごとに泡立て器でしっかり混ぜる。一度に卵液を加えると
  生地が分離してしまうので手抜きしないことを強くお勧め。
3.2につぶしたバナナを加えてざっと混ぜる。胡桃を入れるならここで。
4.3にふるった粉類をやはり2~3回に分けて、木べらやゴムべらで練らないように混ぜる。最後にサワーミル
  クを加えて混ぜる。
5.生地を型に流し込み、十回くらいテーブルや台の上に軽く型を落として空気抜きをしたあと、縦方向に生地の
  真ん中をUの字型にへこませる。
6.180~190度のオーブンで50分~1時間焼く。途中生地の上が焦げすぎるようならアルミホイルをかぶ
  せて焼き続ける。焼き上がりは、生地の真ん中に竹串を刺してなにもくっついてこないかどうかで判断。

注 成功なら、焼き上がったバナナブレッドはへこませた真ん中が綺麗に盛り上がっている。そのへんはパウンド
  ケーキと同じ。
  ショートニングはバターに代えても問題なし。むしろその方がよりリッチな生地でおいしいのだが、なにかと
  健康マニアのアメリカ人の国民性がショートニングをやたらに使わせているのだと思う。うちではバターと
  ショートニングを半々にしたり全部バターにしたり。(やたらな植物油信仰ってどうかと思うんだよなぁ…)
胡桃以外のナッツやレーズンを入れることもあり。


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