カテゴリ:読書やら娯楽やらサブカルやら
息子と娘が行きたがっていたダリ展に、娘が「三者面談ウィーク」につき早帰りだったのでようやく家族で出かけた。
会場に入って、…やけに中学・高校生あたりの年代が少ないなー、と思ったら、ああ、そうか、そういえばダリって18才未満には不適当そうな部分がありましたっけねそうでしたっけね、と作品を見ているうちに思い出した(笑) 素描の中には、まぁまともにセクシュアル・インターコースを描いたものもあったりしたんで。 うちは皆、娘さんすらこういうものにある程度以上スレてしまっているので、特に問題はない。 しかし、オレはフロイト先生大嫌いなんですが(君のオブセッションは君のオブセッションであろうよ、というところで)、当時はフロイト学説っていろんなもんを席巻したんだなぁ。などとダリを通してしみじみ。 そして、ダリは「子供に見せるのに適当かどうか」はともかく、年少者が退屈しない芸術作品、ってものではあるよな、などとも。 で、芸術家ってもんの性格やら生活が破天荒だったり破綻していたりしていても許される時代って言うのは、どうもこの国ではとうに終わってる気がするんだけど、そういうところからは何が残るのかなー、なんて考えてしまったりもして。 んでもって、破天荒とか破綻を無理に一般人の常識の中に包んで無難な賛辞でまとめちゃうのは、冒涜ってもんであろうね。 ところで、本日の上野の森美術館のミュージアムショップで発見した苦笑グッズ。「左耳が取れるゴッホぬいぐるみ」 …フリーダ・カーロぬいぐるみとか、何かコアっていうか、なんかこうじわーっと来るものが他にも。 ダリ観賞後はいつものお約束、上野みはしにて娘がいちごクリームあんみつ、息子が磯辺巻き、オレは田舎しるこ。 オレが好きな「ダリの引き出しキリン」は確か伊東の池田二十世紀美術館で見たので、今度子供達を連れて実家に行った折りにでも皆で行きたいねという話に。(池田二十世紀美術館は展示スペースそのものが結構好きで、10代の頃何度か足を運んでいる) 解釈しようと思えば幾らでも小難しく解釈できるダリ、うちの連中はあえて解釈せず「シュールだねぇ」の一言で楽しんだようで、それはそれでよろしかろうと。わけがわからないがなんか面白いってもんはありますよね、ええ。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2006年12月06日 11時24分10秒
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