2007/05/21(月)06:32
そうか3教科受験には強いのか
ちょっと前、某通信添削業者の実力判定模試を娘さんが受けた事は書いたが、結果が戻って来た。
で、判定結果は悪くなかった、が、良くも悪くも予想外の事が幾つか。
志望先として出した3校のうち1つは「安全圏でなかったら、正直話にならんなぁ」と思っていたが、そこは無難に合格確率85%以上の「安全圏」という判定。
そこは娘さんが学校見学に行くくらいには興味を持っているが、女子校が母体となってる比較的新しい高校で英語教育に力を入れているという特色があるのだが、その「英語教育」に娘さん、今ひとつピンと来ない様子。しかし、先輩達の様子を見ていて「校風は、嫌いじゃないかなぁ」と思っているとの事。(校則がやや厳しいらしいのだが、髪やスカートの加工にまったく興味を示さない娘さんには、それがむしろ安心らしく)
で、彼女には、もっと行きたい学校がもっと家の近くにある。それも都立高校で、標準服はあるものの自由な校風、そしてやたらな蔵書数、というのが娘さんの気に入りポイント。
で、その多分現時点では「第一志望校」の判定は、合格確率70%以上で「合格圏」にはあった。
お、考え直さなくても済みそうですなとりあえずは。
いまのところ娘さんの志望校は三校あって、うち1校が、名前を出してしまえば都立の産業技術高専。
ここ、試験は数学が傾斜配点で150点満点なんだよな。あとの受験教科は国語と英語の3教科。で、これらは100点ずつ。
そして娘さんの得意教科は数学。そんなわけで、第一志望校よりもレベルが高いはずの、現時点では第二志望の産業技術高専の模試判定結果に「安全圏」(とりあえず80%以上)が出てしまった。これが最初の「予想外」
都立産業高専と一般の都立高校は併願できるのだが、が、産業高専は合格してしまったのならば、もし第一志望が都立高校の方であったとしても、そちらも合格しても、産業高専に入学するかどちらも入学辞退するかの選択肢しかないと最近になって聞き及んだ。
で、このように「志望校の選択に入れてもなんとかなるかも」判定をくらったオレと娘さんは、それを踏まえて顔を見合わせてしまった。
産業高専に入るメリットは、娘さんは完膚なきまでの理系頭脳で理工系の職業志望なので、理工系大学、しかも国公立への編入が視野に入れられるというところ。
しかし、高専には入ったら入ったでそりゃ彼女には楽しくないところではないと思うのだが、本人もそう思っているのだが、…悩むよなぁこれ。まだそのメリットを自分の現実問題として受け止めて考えるには、娘さんに準備が足りない。もちろん、高専に入るデメリットってのもあるのだし。
ま、しかし、あくまで1業者の模試結果でしかないし、まだ志望校の選定には時間的余裕がたっぷりあるんだから、もろもろ置いておきましょうという話に親子の間ではなったのであった。
で、合格確率とやらはともかく。2つ目予想外。
娘さんの数学に次ぐ得意教科の理科の点数が、娘さんもオレも目が点になるくらい悪かったのだな。
敗因は、地学分野。これ、娘さんはっきり「苦手」って言ってたもんなぁ。
物理と化学分野が好きで、天文は趣味領域なのでもう大好きな娘さん、地学だけが駄目なのだ。
それと、選択問題のミスはないんだけど記述問題全般。「書くのが苦手」という彼女のハンデが足を引っ張った。語句・用語が「言えても書けない」から、ひらがな記入してしまったり。本番ではそれはあかんのですよ…。
が、それでがっこり低い点数(5教科中最低。39点って! 小学校から現在に至るまでの娘のテスト史上でも最悪の点数)を取ってしまった娘さん、これが、燃えたのである。
もともと通信添削は、与えられると勉強と思わず添削問題だけでもこなしていた彼女ではあったけど。しかし今回は教材の理科を中心に、そして理科だけではなく、この週末は悔しさをバネにがりごりと、やはり彼女史上初の1日平均2時間ほどを勉強していた。
合格確率がどうのこうのではなく、理科のテストの点数が不本意だった事が悔しくて仕方がなかったらしい。
娘さんは今まで「基本・まったく頑張らない」の姿勢を貫いてきたからまだ分からないところがあるんだけど、こういうのを見ていると、この人は意外に「本人がそうしようと決めたら頑張れる人」であるのかも知れない。
いやまぁ、趣味に関しては今までだっていつもそうだったんだけど。手芸にしろ工芸にしろ。集中力は、やる気の出ることがらに関しては折り紙付きなのだよねこの人。
とりあえず、ムキになっている娘さんには昨夜「まだ先は長いからな、2月まで持続できるテンションでやっとけ」と声をかけてみたところ、「この自分に対する怒りは、2月までもつかもしんない」とのこと(笑) いや、もたないもたない(笑)
ま、悪い点数が出てもいいこともあるもので。
ちょっと可哀想なのは、このやたら前向きな妹が目の前にいる息子さんで。
「これは自分にとっても発奮材料としなければならない」とやたら考えちゃってる様子が見えるのがなぁ。いや、考えてもしようがないから、ね、息子さん。