北陸新幹線の、若狭・小浜延伸は国民的課題です
北陸新幹線が、この3月、福井県の敦賀駅まで延伸しましたが、その先、新大阪に結ぶ計画に関し、小浜ー京都ルートが既に平成28年に内定したにも関わらず、トンネル掘るのが厄介だとか、金がかかる、米原ルートが現実的だ等、短絡的、その場しのぎ的な意見が、特に、既に新幹線が通った地域の方々が仰っていますのは大変心外なことです。新幹線は国民に平等な利益をもたらすべきであり、一部の地域に偏った意見はお控えいただきたいのです。日本国憲法に国民平等を謳っている以上、これを妨げるご意見は違法と言わざるを得ません。日本海側の地域、特に若湾地域は陸の孤島とも言われ、江戸時代の北前船の時代はいざ知らず、近代に入って、地の利の悪さで、長く辛酸をなめ続けて来ているのです。新幹線を若狭・小浜に延伸することにより、将来的に、舞鶴、豊岡、鳥取、島根から下関に至る、裏日本と言われた地域開発の希望へと続くのです。リアス式海岸・若狭湾の水産資源、観光資源にも着目し、日本の総合的開発の視点から、若狭・小浜につなぐことは国家の重要課題と言わざるを得ません。当面の足元計画ではなく、国民平等の国家総合開発への道を開く、若狭・小浜延伸こそ必須でありますことをご了解いただきたい次第です。