2009/09/27(日)17:35
孤独とは...
孤独は山になく 街にある
一人の人間にあるのでなく 大勢の人間の「間」にある
昭和前期の哲学者 三木清の『人生論ノート』から
迂闊な私は先日
知らないお宅に間違い電話をかけてしまいました
そんな時の受け手は大抵不愉快そうです
ところが電話口に出た方は
前から待っていたかのように
お天気のことや
ご自分の体の調子について語り出しました
こちらが恐縮して速やかに切ろうとしても
なかなか途切れる気配が感じられません
自分で間違えておきながら大変恐縮なのですが
急ぎの用事もあったので適当にあいづちを打ち
早々に切り上げてしまいました
ですが...
最近よく見聞きすることは
孤独に堪えられなくて万引きをする高齢者が多いとのこと
もしかしたらこの方も
間違い電話にさえ繋がりを求めたかったのでしょうか
もう少し丁寧に
話相手になるべきだったかも知れません
皆さんにとって
孤独とはいかなるものでしょうか?
山になく 街にある?
大勢の人間の「間」にある?