何ごとも急ぎません?
旅する間に仕入れた話を ちょっとご披露しますね バレンシアへ向かう道すがら バルセロナの街を通過中に目についたのは 工事中の場所ばかり 雨の少ない土地柄なので 緑豊かとはいかないのでしょう 渇いた街 雑然とした街という印象です あちこちいたるところで工事中なのは リーマンショックの影響で職を失った人達に 収入をもたらすためとのこと 『サグラダ・ファミリア』も周知の通り 長期にわたって工事中ですが ここがずっと工事中なのはまた別の意味があって まず「急がない」という国民性の他に 工事中は一人:1,500円ほどの見学料を取れるけれど 完成した後に「教会」として登録されると 500円ほどの拝観料になり バチカンに上納金を半額支払うことになるようです 卑しい想像ですが数字に疎い私でも その差額は気になります 今のままなら丸々収益になるわけですから だらだらと急がず慌てず いつまでも工事は延長し続けるのではないかと聞きました 工事中なのにお金を取って見せるところはここだけだそうです サグラダ・ファミリア バレンシア中央市場 これでも市場の天井 広々としています 豊富な果物 キングサイズの野菜