茶楽人の茶の湯

2006/11/27(月)10:59

書き込み返信編

Goldcraさんへ 書き込みを沢山ありがとうございます。せっかくの内容なので、ひとつひと書き込みの返信にするにはもったいないと思いますので、敢えてこちらにまとめました。 まずは重ね茶碗ですが、私の企みではありましたが、和子先生にはこの企みを明かしてはいませんでした。もちろん、先生のことですから私が語らなくともお察ししてらしたとは思います。ですので薄茶の点前中、私から説明するよりは先生から説明していただいたら良いかと、不意にお話を先生に振りました。それに先生もお応えくださったのでした。この掛け合いもまたお茶の面白さと感じ入っています。 また、和運和運のお話ですが、私も最初なんていう禅語かと禅語の本をあちこちひっくり返して調べておりました。随分たってから、ああああ!!!ワンワンだ!!!と気づいたときには、やられた!と思い、自分のカチカチ頭を少し反省しました。(ちなみにまったくお茶とは無縁の友人たちに、すぐワンワンに掛けているんでしょ!と言われショックだったことは想像されることでしょうか) そして、お茶会の遠州席はお道具が素晴らしかった。特に棚が一番に目を引きました。遠州らしく細工が細かいです。そして私の好きな縞柿(=黒柿)で出来ており、七宝の透かし。そしてその中には水指は説明にもありましたが中国で大きな香炉として使われていたと思います。 お軸ものはいずれもこの季節にしっくり、そして八勝館の紅葉の中、あんな大寄せでなければ心打つには最高の品々だったと思います。何せ、大寄せのお茶会は興ざめしてしまう。 訥言は荷物をお預けするときに美術館でのこの方のポスターが貼ってありました。偶然ですが、面白いものだと思って拝見していました。 無事のお軸とそして、きのこのお軸、いずれも中回しが粋でよろしかったかと。無事のお軸の書体は私の好きな隷書体でした。最初この書体を拝見したのは家元の道場でした。見慣れない書体に稚拙な感じを受けたのでしたが、見慣れてくるとこの字の華やかさを感じはじめました。いつか家元の隷書体のお軸も・・・、まずは茶杓からですが、どちらにしても野望です。 お茶事の定期開催に向けて。 そう、兄弟子が1月にお茶事をしてくれてそのお陰で、今回私も亭主役でお茶事をすることが出来ました。そして、なぜに総括を自身で行ったかというと今後につなげ、1年に1度でも(それ以上が望ましい)良いのでお茶事チームでも作ってお勉強して行きたいのです。 そのため最低我が社中で必要な人数と役割を書き出し、日々互いにお勉強をしていけたら強いな、と思ったのです。お料理が出来ないならしないやり方を考えたり、お料理チームにお任せすることにしてもいいし、お茶は伸縮自在なものと心得て、やりたいと思います。兄弟子と宗磨でまずは・・・と期待していますがいかがですか? 先日のお茶会でたまたま別の流派の知人に出くわし、この度のお茶事の話をしたら是非今度お茶事をすることがあれば参加したいとのこと。こんな和も広がっていくのかと思うとワクワクします。 ちなみに通常のお茶事はもちろんのこと、宗磨究極のお茶事は一客一亭です。この場合はストーリーがまったく臨機応変、自由自在、この半年の間にしようと思っている一客一亭は音楽まであります。お風呂も布団も観光までも・・・。これはまたいつか。(ここであまり私の仕込みをばらしたらお客様がつまらないから) そして最後にトラックバックについて イタメールみたになもので、ちょくちょく削除しているのですがまた入っていただけです。Goldcraさんの精ではまったくありませんのでご心配なく。こういうネットの世界だから顔も素性もわからないからと、品格のないことをされるのは、はなはだ・・・。私は安倍総理の”美しい国”を応援します。

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