ママチャリ漕いで三千里

ちなみに私の祖父母はまだ存命でして、
子どもたちから見ると曾祖父母がいることになります。

孫をかわいがってくれる方たちでしたが、
曾孫はさらに可愛いのか、
お手紙を送るととても喜ばれます。

上の子が字を覚えた時に
「おたんじょうびおめでとう」と
拙くも書いた葉書に感動してくれた祖母。

忙しかった両親に代わって、
私の小さい頃の面倒をよく見てくれた祖母が喜んでくれた時、
私はどこかとてもほっとしました。

穏やかに自然を愛し、
家族を守ってきた祖父も年を重ね、
少しずつ手放していくことが増えましたが、
それでも自分の生きてきた証があるのは
すごいことだと思います。

生きていくということはとても大変なことでもあり、
長生きするということはそれだけ多くの人生経験を重ねてきたということ。

この人達がいないと、
自分はいなかった。
子どもたちも生まれてこなかった。
そういう当たり前のことに
びっくりすることがあります。

敬意を持ちながらも、
これからもできるだけ健やかに長生きしてほしいと
祈らずにはいられませんでした。

小さいころ、
よく祖父母と買い物に行くと
鯛焼きを買ってもらって食べました。
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近所の鯛焼き屋さんの傍をとおって
鯛焼きの香りに触れる時、
小さい頃のその幸せな記憶を思い出します。

そういう記憶を子どもたちとも積み重ねていきたいと
思っています。


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