001965 ランダム
 ホーム | 日記 | プロフィール 【フォローする】 【ログイン】

本のある森

PR

プロフィール


Bluebellchat

バックナンバー

カテゴリ

キーワードサーチ

▼キーワード検索

2020.10.24
XML
カテゴリ:本好きのつぶやき
コロナが近くにやってきた。生活圏内にクラスターが出たのだ。県はなぜか“クラスターです”と言おうとしないのだが、発生状況からみてどうみてもクラスターである。
更に家族がよく使う商業施設でも感染者が出た。親戚はけっこう知られた観光地で働いている。自分もいつ感染してもおかしくはない状況である。
コロナは風邪と同じ、怖がる必要はないという人がいるが、わたしの母は心臓に軽い病気を持っている。所謂高リスク群である。更に、特に基礎疾患がなくとも後遺症が表れるケースがあるそうだ。交通事故で怪我をした後、肩の凝りやら骨の痛みやらで悩んでいるのに更に後遺症を背負い込むのは勘弁したい。そんなわけで、もともとインドア派だったのがさらに引きこもり気味の生活である。体重は増えてはいないが、運動不足がかなり気になる。
海外はもっととんでもないことになっている。どうも文化的にマスクを受け入れにくいこと、家で靴を脱ぐ習慣がないことなどが関係しているようだ。海外の感染者数のニュースを見ていると、もう世界の終わりだ、という気持ちになる。そして世界の終わりでもトランプ大統領は元気である。あまり好きではないだが、あの傍若無人な前向きさは見習いたい。

子供のころから世界の終わりに興味があった。我ながら変な奴である。世界の終わりに興味があったのは、【ムー】を定期購読していたからだ。あの雑誌ではほぼ毎年、今年こそ世界が滅びることになっている。しかし、ムーを読む小学生女子というのがそもそも変である。自分の滅亡への興味のルーツは、なんとなく、周りの大人たちの反戦教育が影響しているような気がする。あの手の絵本も映画も、自分にとってはホラーやスプラッタと変わらなかった。戦争を防ぎましょう、というメッセージは伝わらず、今ある日常がいつか壊れてしまうのだ、という恐怖だけが残ったのだ。

世界はどんなふうに終わるのだろう。子供のころからよく考えていた。戦争だろうか、天災だろうか。宇宙人が攻めてくるのだろうか。恐ろしい感染症の流行だろうか。
どうしたわけか、自分には終末にかんするおかしなイメージがある。季節は夏の終わり。祖母の家に母方の親戚が集まっている。縁側にビールや麦茶、枝豆やピーナツが並んでいる。おじさんたちがお酒を酌み代わし、着物姿の祖母が台所と居間を行き来している。年上の従兄姉たちは祖母を手伝い、小さい子は庭を駆け回っている。自分も年齢的には小さい子たちに入るのだが、一緒に遊ぼうとせず、木の下に立ってみんなの様子をぼんやりと眺めている。
「いい終末になりましたなあ」と誰かが言う。これから世界の終わりが来るのだ。でも、誰も悲しんだり、怖がったりはしていない。花火かお祭りのようにその時を待っている。
このイメージは一度、かなりはっきりと夢に見たこともある。上に書いたのはその描写である。舞台は現実の祖母の家だった。叔母のひとりが早くに他界したので、お彼岸やお盆は必ず祖母の家に集まっていた。お盆は終戦記念日でもあるし、お盆が明けると夏休みの終わりも近づいてくる。そんないくつかのイメージが混じりあって作られたものなのだろうか。

もっとも、現実の世界の終わりは当面はこない気がする。人類は、とかくとかなりスケールが大きくなるが、今、まさに、比喩なんかではなくウィルスと闘っているのだ。多分人類はコロナでも、そのあと出てくる別のウィルスでも滅びることはないだろう。自分にできることは、とにかく感染しないように、なにより感染させないように、マスクをつけて手を洗い、無駄な外出を控えるくらいしかない。こうすれば医療の負担を減らすこともできるのだ。

祖母はわたしが小学生のときに他界し、あの家も庭も取り壊された。そしてスピリチュアリストによる世界の終わりと魂の次元上昇の予言は永遠に繰り返され、あれやらこれやらの市場を潤し続けるのだった。

最後に終末ものの本を思いつくままに挙げる。
【大予言者カルキ】 ゴア・ヴィダル サンリオ


宗教家カルキによる世界の滅亡とその後の退廃した世界。

【復活の日】
生物兵器の流出によるパンデミックもの。記憶を消してもう一度読みたいくらい面白かった。
復活の日 (角川文庫) [ 小松 左京 ]


【狂風世界】バラード
かなり前に一度読んだのであまりよく覚えていない。風を防ぐ壁の上で男性(悪)がワハハと笑っていた気がする。


【魔界水滸伝】栗本薫​

P+D BOOKS 魔界水滸伝 1【電子書籍】[ 栗本薫 ]
人類がクトゥルーと地球の神々に巻き込まれる
中学の時、国内SFにやたらと詳しい友達のすすめで第一部を一気読み。親に怒られたうえ怖くて眠れなくなり、ものすごく後悔した作品。なのに今も定期的に読み返している。続きが気になる。



【デビルマン】

【中古】デビルマン (完全復刻版) 全5巻完結 [マーケットプレイス コミックセット]
結局人間によって滅ぶ話


【午後の恐竜】
午後の恐竜改版 (新潮文庫) [ 星新一 ]



【ひとめあなたに‥‥】
新井素子

ひとめあなたに… (創元SF文庫) [ 新井素子 ]
隕石の衝突で地球が滅ぶ中、単身恋人に会いに行く主人公。
新井素子さんの作品は文体が受け付けない人が多いかも。実は自分もけっこう苦手です。でも女性のドロドロした部分の描写がすごいなあと思う。


【ヨネザアド物語】


アタゴオル 外伝II ヨネザアド物語【電子書籍】[ ますむら・ひろし ]
【霧にむせぶ夜】では猫たちが人類を滅ぼそうとします。ほかに初期作品で“誰もいなくなって静かになった日本”を直立猫と人間の少年が散歩する話があります。アタゴオルは滅亡後の地球なのかも。






最終更新日  2020.10.25 15:29:15
[本好きのつぶやき] カテゴリの最新記事



Copyright (c) 1997-2020 Rakuten, Inc. All Rights Reserved.