2020.09.23

ヘンは不幸か

テーマ:占い(307)
カテゴリ:ふしぎ
占いが結構好きだ。
オカルトは好きだけど信じていないとか、あんなものは疑似科学だとか書いているくせに、占いのカードを10セットは持っている。ホロスコープを読むのも楽しい。ついでだが、幸運を呼ぶなんとかアクセサリーも持っている。
でもやっぱり、心底信じている、というわけではない。占いは自分と向き合うツールとして使う。アクセサリーは気合入れてある。

占いって古今東西、もうあらゆるタイプのものがある。カードをめくるとか、亀の甲羅を焼くとか、石を投げるとか拾うとか、星の位置を見るとかおかゆをカビさせるとか、誕生日からなんだか複雑な計算をするとか夢を見るとか。
そして歴史が古かったり、ちょっとなじみのない国のものだったりすると、“なんだか神秘的であたりそう”となる。女性誌の記事などでは、「これは古代、国政を左右するほどの力を持った占いで」といった説明のあと、「ではあなたの今年の恋愛運を見てみましょう」とある。国政から恋愛。ずいぶんと気楽になったもんである。
もっともこのあたりの矮小化というか日常化は、古代ギリシャだかローマでは既に一般的になっていた。最近疑問に思っているのは、結果の読み方の、時代や文化の違いについてである。
たとえば自分のことなのだけれど、ある東洋の伝統的な占いでは、あまり運がよろしくない。ひらたく書くと、なんだかすごい才能を持っているらしいのである。なんだその才能って。そして、うっかり勉強なんぞをさせるとその才能が花開き、開きすぎてヘンな人になってしまうらしいのだ。そんな変な人になってしまっては不幸だ。特に女の場合は学なんかつけずにとっとと結婚でもさせなさい、それが本人の幸せのためですよ。そんな微妙な運なのである。
これをそのまま今、たとえば親戚の女の子やその親御さんに言ったら立派なセクハラである。周りからは「なんだ、この前時代的なヘンなやつは‥‥」と白い目で見られるであろう。しかし、伝統的な結果だとそうなってしまう。
さあ困った。就学前からたくさんの本を買い与え、夏休みのたびに国内を旅行し、模型を使って日食や月食の仕組みを解説してくれた亡父の子育ては失敗だったのだろうか。
才能はともかく、たしかに自分はヘンな人間である。本とワープロソフトとフランス語の辞書とkindleを取り上げられたら生きる望みを失う。どんなイケメソと結婚したって無駄である。死にはしないだろうが、ふて寝して死を待つだけになりそうだ。不幸である。いや、こんな人間に育ったことが不幸なのか。
気になってその占いについてネットで調べると、あるサイトがヒットした。自分と同じ星を持った成功者の名前がたくさん並べられている。その中の何人かは、自分も知っている人だった。たしかにみなさん才能に溢れているが、ヘンというか、ややエキセントリックな印象がある。だけど、その才能を封じて、平凡な人生を歩んだ方が幸せだったろう、とはやっぱり思えない。今の時代、この日本という国に生まれたらこそ言えることなのだろうけど。

占いの読み方も、時代や文化圏によって変わってくる。それに対応するのがプロの仕事なんだろうなあと思う。じっさい、上に挙げたサイトではそう解説されていて、正直ちょっとほっとした。
ちなみに家族の話では「結婚しようがしまいが大学に行こうが行くまいが、そんなことでお前のヘンさはどうにもならない。お前はとにかくヘン」とのことでした。そうですか‥‥。




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最終更新日  2020.09.23 20:00:07
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