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August 21, 2007
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カテゴリ:喪失と再生
食中毒を経験しました。

8/5に参加した伯母の法要のあとの食事会で、14名中10名が下痢・嘔吐などの症状を訴え、8/6に保健所が調査を開始。

私は幸いなんともなく、8/7の早朝に保健所からの問い合わせに「なんともないです」と答えたところ「皆さん5時間以内に症状が出ているので、貴方に今後症状が出ることはないと思います」と教えてもらいました。

実は8/7は友人とラグーナ蒲郡のタラソテラピーに行く予定で、ずいぶん前から楽しみにしていたのです。
「来れてよかったー」と思いながら満喫。やっぱり私は水の中が好きだし、海水って癒される、と満足して帰ってきました。

しかし暑さにやられたのが、食欲がわかず、夕食(デパ地下で購入)を残して21時過ぎに早々に就寝。

0時頃「胃のあたりがむかむかするなぁ」と思ったのですが、それからが大変。

吐き気はあるのですが吐けず、下からも出ず、おへその左あたりに激痛が走ります。
ずっと痛いわけではなく、30分に一度ぐらいの割合で急激に痛みます。
何度かうとうとするのですが、激痛で目が覚めます。痛さで思わす声が出て、熟睡している夫を起こしてしまうぐらい。

食中毒が今頃?でも保健所の人はもう症状は出ないはずって言ったし。
ひょっとしたら婦人科系の病気かも?と、後輩の女の子が卵管破裂で救急車で運ばれた話や大島弓子のエッセイ漫画で子宮癌の発覚時の話を思い出して不安に。

あまりにも痛いので、明け方緊急外来に行きましたが、レントゲンの結果は異常なし。
入院は不要との判断で、痛み止め等の薬をもらって帰宅しました。

しかし痛み止めが効かず、緊急外来でも「痛み止めが効かなかったら通常の外来へ」と言われていたので、お昼頃、再度外来を受診しました。
婦人科では異常なく、消化器内科では「急性腸炎でしょう。痛み止めは効かないし、飲まないほうがよい。抗生剤を飲んでみましょう。」とのこと。違う薬をもらって帰宅しました。

(痛さと緊急性を説明するために「陣痛ぐらい痛い!」と表現してみたのですが、あっさり「違います」と言われてしまいました。それはわかってるよ~。)

薬が効いたのか、3日ほどでよくなりました。明日、検査結果を聞きに行く予定。

自分が闘病していると、どうしても息子のことを思います。今回は
・体験したことのない痛みに対する不安。
・息子もクリーンルームの時はこれ以上に苦しくて不安だっただろうと思う辛さ。
・私は今後も何かある度に息子の闘病を思って苦しむのか、という将来に対する閉塞感。
が重なって、辛かったです。

自分が死んじゃうのは怖くないけれど(息子に会えるから)、あおゆきの闘病の辛さを思うことは本当に苦しい。

退院後自宅で過ごした半年間の写真を眺めて、「楽しいときもあった」「幸せな時間もあった」と自分に言い聞かせて、寝るときは切り替えるようにしています。
実際には睡眠薬の力で寝れているのだと思いますが・・。

夫は心配して仕事を半日休んで、病院までついてきてくれました。
最寄の緊急外来は、あおゆきの病気が判明した場所で行きたくなかったので、少し遠くの病院まで行きました。

急に子供のいない生活になって、物理的には自由になったけれど、精神的には行動が制限されます。
外食だって、エステだって、旅行だって、好きな時に行くことはできるけれど、子供連れの近くの席はつらいし、「何か聞かれたら嫌だ」と思って人とのふれあいは避けてしまいます。
(この点、言葉の通じない海外は気楽でよかったです。)

同じ悲しみを経験しているはずの親族にだって「なんでそんなこと言うの?」「配慮がない」と思ってしまうこともなきにしもあらず。新盆とか。

また、人と会っていても自分の感情のコントロールだけで手一杯な感じで、でも無気力で、頭の回転も鈍くなっているようで、とっさにその場をまるくおさめるとか、従来得意だったはずのことが出来なくなっています。

自宅で一人静かに過ごす分には、安定剤もほとんど不要になったけれど、こんな状態で職場復帰できるのか、復帰したとしても以前のように働けるのか、能力的にも気力的にも疑問を感じます。

以前の自分と価値観どころかパーソナリティーすら変わってしまって、大げさに言えばアイデンティティーの危機みたい。
やりたいことが沢山あって、いつも忙しくしていた自分からは想像もできないけれど、「やりたいこと」ってのがないのですよ。

けれど、以前の私には戻れないし、戻る必要もないと思う。

主治医の先生も、カウンセラーの先生も「一年間は何も考えられないと思う」とおっしゃっているので、しばらくはなんとなく生きてゆくのかなぁと思っています。





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Last updated  September 28, 2007 11:39:16 AM
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