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January 28, 2008
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カテゴリ:喪失と再生
週末、病院で知り合った男の子のお通夜に行ってきた。

迷ったけれど、お通夜なら大丈夫だと思ったし、会場が式場だったので、ご両親は大勢の人に来てほしいのだろうと判断した。
それに、お母さんにかけるべき言葉を持っているのは私くらいなものだろう、という(勝手な)義務感もあって。

入院の最初の頃に知り合った、とてもやさしい男の子Kくんと、明るくて前向きなお母さんの親子。

私はお母さんの笑顔に励まされたし、あおゆきはお兄ちゃんに親切にされたことがきっかけでプレイルームになじむことができた。
退院を控えていたKくんは、はじめてプレイルームを訪れて戸惑っているあおゆきに「あおくん、大丈夫?こうするんだよ?」って話しかけて遊んでくれた。

私たちの入院が終わる頃、彼は再び入院してきて、あおゆきが亡くなった時はとても心配な状態だった。
その後どうしているのか気にはなっていたのだが、一時は退院でき、おうちで時を過ごすことができたようだった。

「私は泣かない」と心に決めて会場へ向かったのだが、お焼香の時にお供えしてあった食べ物を見てこらえきれなくなってしまった。

ミニパックのジュースと1口ゼリー、からあげにポテトフライ。

ジューズはあおゆきが愛飲していたのと同じシリーズのもの。このジュースと1口ゼリーは、状態が悪いときでも飲食できる基準を満たしているのだ。
逆にからあげとポテトフライは体調がよくないと食べられない。

きっとお母さんは、最後まで口にしていたものと、食べたかったもを選んだんのだ。私にはその時の気持ちまで想像できてしまい、いろんなものがこみ上げてきてしまった。
お父さんも「説明しなくてもいろいろと分かってくれる病院のお母さんたちに来ていただけるのはうれしい」とおっしゃっていた。

F1レーサーになりたいと言っていたKくんは、レーサー服を着ていた。

とても少ない言葉で、状況が共有できる私たち。
けれど、だからこそ、お互いの状況を思いあって、連絡を取り合うタイミングを逸してしまう。
彼女とは今後も語り合いたいと思ったので、お手紙を渡してきた。

この日は同窓会のようになり、気がかりだったみんなの状況を知ることができた。
うれしい知らせもあれば、心が痛む知らせもある。

現在、お世話になった親子の何組かが入院していると聞いた。

小学校4年生の女の子が喜ぶような何かを差し入れしたいと思うのだけれど、いいものが思いつかなくて困っている。
同じ年頃のお嬢さんを持つ皆さん、また入院生活の状況が分かる皆さん、何かよいアイデアあったら教えてください。





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Last updated  January 28, 2008 12:45:15 PM
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