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May 28, 2008
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カテゴリ:喪失と再生
今日から友人が手術入院する。
手術自体は、(技術的には)難易度の低い安全なものなので、私は同室の人に恵まれるよう祈ろうと思う。

本当は、友人が私にしてくれたように、デパ地下のお弁当や目新しいデザートを差し入れして、たわいもないおしゃべりに付き合いたいところなのだが、病院に行くことを考えると、怖くて身がすくむ。
PTSDなのだろうか、点滴の話を聞くだけでも拒否反応が出てしまうのだ。

中国四川の地震でも、病院から逃げてきた人の映像が直視できなかった。
がん治療中なのか、帽子をかぶり車椅子で点滴をしたまま移動する少女。
移植後に用いられる症状が重いときの点滴を何種類もしている人。

息子がクリーンルームにいる時、地震時の対応マニュアルをみかけた。
特殊マスク(といっても紙製)をして、看護士の誘導で避難する、というシンプルなマニュアル。
母親の出入りさえ制限される無菌室にいるのに、避難所のような人ごみに出るなんて、想像しただけで背筋が寒くなった。
祈ることはたくさんあったけれど、「地震がきませんように」まで願わなければ、この子は助からないのか、と思うと胃が痛んだ。

今でもあのほの暗い、清潔は保たれているのだが雑然とした無機的な準備室で、あわただしくマニュアルを読んだときの自分の感情を思い出す。
あれが「思い知らされる」と言われる感情なのかもしれない。

ニュースの映像を少し見ただけで、眠っていたはずのこんな感情まで引き出される。
あの車椅子の少女は告知されているのだろか。普段は病室からさえも自由な出入りを禁止されているだろうに、あんな人ごみの中へ出ることをどう思っているのだろうか。

今日入院した友人は、ある専門職の人から成る職場に勤めている。昨日職場で「いいなー私も入院して休みたーい」と言われたそうだ。
あの仕事の人がそんなことを?と思うと同時に、世の中には入院生活の辛さを知らない人もたくさんいるのだなと改めて思った。

四川の地震の映像を見て、治療中の人の気持ちまで考えてしまう人は、きっと少数派なのだろう。
赤十字を通じた募金に参加はしたけれど、運命に対して人は無力だと思う。

高校・大学と同じ学校で過ごし、卒業後もよく一緒に遊んだ友人たち。
「地方で総合職として働く」という選択をした以外は、ごく普通の女性だった私たちだけれど、友人は病気になり、もう一人は海外で出産を控えている。
人生波乱万丈なのは私だけでない。これが年を重ねるということなのかと思うと複雑だ。


最後に、最近の我が家のベランダの様子。
・ウッドデッキを敷いてからベランダ菜園も軌道にのるようになった。
・ルッコラの種を一袋買って蒔いてみた。ハーブは種からの方がコストパフォーマンスがよいと思う。
・昨年義母にもらった「ハーブ寄せ植え」は一旦全て枯らしてしまったのだが、芽がでてきた。右下の2つ。
・左端は花屋さんで買った「実咲ちゃんいちご」。花を楽しむ種類らしいけれど、実も酸味があって野趣豊かな私好みの味。





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Last updated  May 28, 2008 06:35:10 PM
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