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「人は一人一人では、いつも永久に、永久に、恐ろしい孤独である。
原始以来、神は幾億万人といふ人間を造つた。 けれども全く同じ顔の人間を、決して二人とは造りはしなかつた。 人はだれでも単位で生れて、永久に単位で死ななければならない。 とはいへ、我々は決してぽつねんと切りはなされた宇宙の単位ではない。 我々の顔は、我々の皮膚は、一人一人にみんな異つて居る。 けれども、実際は一人一人にみんな同一のところをもつて居るのである。 この共通を人間同志の間に発見するとき、 人類間の『道徳』と『愛』とが生れるのである。 この共通を人類と植物との間に発見するとき、 自然間の『道徳』と『愛』とが生れるのである。 そして我々はもはや永久に孤独ではない」 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
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