2009/03/01(日)20:29
今日から入院 その2
13時半ごろようやく主治医と会うことができました。
思わず「お待ちしていました」と言ってしまったよ。
聞きたいことがいくつかあって、箇条書きにすると
(1)絶食期間。2~4日。
絶食の理由を詳しく説明してくれました。
この手術は、切除後、時間がたってから、穿孔・出血することが多い。
4cmのポリープなので、かなり広い範囲で切ることになるが、クリッピングによる止血はしないつもりである。
同様の手術を胃に施す場合にはクリップで留めるのだが、腸は壁が薄いので、クリップで穿孔の危険もある。安静にして、自然に血が止まるのを待つことになる。
たくさん出血したら、患部の様子を見るために内視鏡検査を行うことになるが、
その際、再度下剤をかけると、そのことで穿孔を誘発する危険がある。
腸がからっぽになっていれば、その危険がない。
また、穿孔がおきてしまっても、腸がからなら、感染の心配はなく、
内側から処置すればよい。食べ物がはいっていると、大腸の中では汚物になっているわけだから、それが大腸の外に漏れ出ると開腹して処置する必要がでてきてしまう。
つまり、まとめると、「穿孔・大出血」の危険がなくなるまで、
絶食してくださいってことです。
また、絶食した方が傷の治りがいいということも強調なさっていました。
さらに、安静の必要性も説かれました。
寝ているのが一番いい。パソコンを操作したり、読書は問題なし。
余談だけど、新幹線の揺れはご法度らしく、手術後一週間ぐらいたっていても、新幹線に乗ったことで傷が開き、出血したケースはあるとのこと。
私たちが考える「安静」と、腸の粘膜への負担は違うので注意してほしい、とのことでした。
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患者としての関心は以上で終了なのですが、夫から、息子をどのタイミングでお見舞いに連れてきて大丈夫か?と質問がありました。
これは、正解の質問で、わたしも、手術後の体調について心の準備ができました。
空腹以上につらいのは、内視鏡後のおなかの張りだそうです。
内視鏡手術では、カメラやメスを腸の中にいれるわけですが、視界を広げ、操作をしやすくするため、中に大量の空気をいれます。
これが結構つらいらしい。
おなかが張っている感じが手術後しばらく続くようです。
(1月6日の大腸検査のあと、必死の思いで自宅まで帰り、帰宅後2時間動けなかったことを思い出しました)
その間にお見舞いは避けた方がいいでしょう、とのアドバイスでした。
逆にいえば、強い苦痛と闘わなければならないのは、これだけで、あとは「空腹」との戦いになるようです。
あと、手術の時間や場所、付添い人の待っている場所などについての確認をいたしました。
注記
1月15日の手術の打合わせ時には、絶食期間を口頭でしか聞いておらず、いちいち私から看護師に説明しなければならないのが面倒だったので、「標準的な行程表」に加筆修正表を依頼しました。もらっている「行程表」が小さな大腸ポリープをとる内視鏡手術に対応しているもので、私の受ける予定のオペには対応していないのです。小さなポリープなら、手術の日の夕食からお粥が食べられるらしいのですが、私の場合は、3日は絶食してほしい、といわれていました)