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■ジッパー付き袋は、なべ代わりだった!
ジッパー付き袋も数奇な運命をたどっている。 保存用ではなく、なべに代わる調理器具として開発されたのだ。 これも同じくダウ・ケミカル社の製品で、食材を「湯せん」するのが目的だ。 カレーや牛丼などのレトルト食品は、容器に空けてレンジでチンが定番となっているが、電子レンジが普及していない時代は、なべのお湯で温めるのが定番だった。 ジッパー付き袋が登場した1960年代はレトルト・パックもなかったので、これに食材を入れて調理すればラクじゃん!と考え、発売されたのだ。 しかしながら、湯せんで作れる料理は限られているので、市場には受け入れられず、ヒット商品には遠く及ばなかった。 そこでジッパーの利点を活かし、保存用として「再デビュー」させたところ、爆発的なヒット商品となり現在も定番グッズとして知られるようになったのだ。 保存と調理では真逆の役割にも思えるが、便利グッズ誕生のきっかけとなったリサーチの甘さに、感謝すべきかもしれない。 ■まとめ ・料理用ラップは、もともと軍用の防水シートだった ・ある主婦がお弁当を包んだのが、「料理用」に転身するきっかけ ・ジッパー付き袋は調理器具として誕生したが、市場に受け入れられなかった ・保存用として販売したところ、大ヒット商品になった… 違う使い方をしたところ、大ヒット商品になるとは実に痛快な話だ。 クールビズで登場回数の少なくなったネクタイの、頭にまく以外の活用方法を探してみることにしよう。 2014年6月6日(金)11時24分配信 マイナビウーマン お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
最終更新日
2014.06.09 20:00:50
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