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2009.04.18
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このたび4月8日に茨城県にあるK医療センターにて
子宮腺筋症、子宮筋腫、左卵巣チョコレート嚢胞の核出術をうけてきました。

同じ病気を持つ方、また同じ病院で手術を受ける方に少しでもお役に立てばと思い書くことなので、興味がない方はスルーしちゃってくださいね。



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手術前説明
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子宮腺筋症が昔は内性子宮内膜症とよばれていたなど基本的なことから教わり、
今回の手術は高周波切除器による核出術(先進医療)で削り取ることを説明される。
(後に看護師さんから聞いた話だと、ピーラーみたいなもので削りとるらしい)
また先進医療の定義も教わり、一般的ではない手術方法なのでリスクもともなうが、
いままで1例も手術後重篤な患者がいないこと、また先進医療で保険がきかないので30万1千円の実費がかかることを説明される。
今までの腺筋症手術数は400例でそのうち300例が私が患っている部分的腺筋症であり、
部分的腺筋症手術の輸血率は1%なので、自己血輸血用の採血を行わない。ただし輸血が必要な場合もあるので、その場合は安全な血液の赤血球輸血を行うが、安全な血とはいえリスクも伴うことも説明され、輸血の同意書にサイン。

子宮筋腫、左卵巣チョコレート嚢胞は一般的な手術である核出術を行う。

すべて聞き、手術同意書にサイン。

私の中でこの手術は不妊治療の一環だが、先生の説明のほとんどが腺筋症だったので、今回のメインは腺筋症除去の手術が主なのだとあらためて自覚した。


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手術内容
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MRI画像にみる巨大化した子宮より、どの病院でも癒着がありすぎて子宮全摘出すらむずかしいといわれていた私だったが、唯一あまり癒着がないといわれたここの先生の診たて通り、実際開腹してみると、膀胱とすこしだけ癒着しているだけだったらしい。
その癒着の場所も先生が言われたとおり、腺筋症が前側(おへそ側)にあるためによる膀胱との癒着。先生の信頼感は深まった。

今回メイン手術である腺筋症については、普通は内腔にある内膜がもぐりこんで腺筋症になる方が多いらしいのだが、なぜか私は内腔側にはなく子宮の外側から進入してできた部分的腺筋症だったらしい。(理由は不明)
反対にいえば筋層内でおさまっていたため、そこだけ削って内腔は傷つけてないらしい。削ったものは、焼かれて丸まった脂身がついたホルモンという感じ。
ん・・一時ホルモン食べられなくなりそうだ・・

手術時間の予定時間は2時間だったが、筋腫が思いのほか多くて実際は4時間かかった。
私の筋腫は、漿膜下筋腫(子宮の外側にできるもの)と筋層内筋腫で、大小あわせて17個とれたらしい。
とれたものを写真で見たが、ゴロっとした歪な白い筋肉のかたまりのようなもの5cm級のものを筆頭にビー玉サイズまでならんでいた。
実際15cmほど横にきられたお腹から、大きな子宮丸ごと外に出されている写真を見たが、子宮にボコボコと白いきのこが生えているかのように漿膜下筋腫がある様は、見ていてかなり衝撃的だった。
ちなみに17個もどうやってみつけたのかをきいたところ、MRIで見えている大きなものは場所を特定してとり、小さなものは腺筋症で削り取っているときに見えたものをとったらしい。反対にいえば削っていない子宮筋層にMRIにもうつらない小さい筋腫の芽があるかもしれないので、それは再発の可能性もあると告げられた。

4時間もの手術(麻酔覚醒時間もあわせると5時間)で、腺筋症、筋腫、チョコレート嚢胞の除去し、卵管はなにもさわっていない。
除去した内容物合計370グラム。
出血量1200cc。

麻酔覚醒後、低血圧・貧血、吐き気、喉の違和感で気分最悪で上向きで寝ていられず、かたくなに横向きでいたらしい。
手術室から運ばれてくるときに横向きで帰ってきたのは、私が初だといわれた。
また手術直後は熱が出て普通の人は寒くて電気毛布をかけたりするらしいが、
顔面蒼白で手先が冷たいにもかかわらず、熱があるせいか私自信は体が熱くて仕方がなく、酸素マスクが顔を覆っているのが耐えられず、外しては看護師さんにはめられていたらしい。
記憶がとぎれとぎれで自分自身あんまり記憶がないのだが、看護師さんに迷惑をかけたそうでとても申し訳なく思った。



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手術後
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手術中に背中に打たれた硬膜外麻酔(術後2日間いれっぱなし)のため、痛みはかなり緩和。ただし一緒に右足の大腿部もしびれていたため足を動かすのに支障。
硬膜外麻酔は痛みがあるときに自分でボタンを押して入れる様式。
ボタンを押すと背中に冷たいものが入る感覚がし、痛みにすごく効くときと効かないときがある。痛みが増すと硬膜外麻酔にプラスして点滴からの痛み止め、また座薬で対処する。

前回の手術と違ったことは、術後1日目~2日目に上半身に激しい筋肉痛がおきた。
先生にきくと、手術時間が長い人でたまにおきるらしい。
それらも鎮痛剤を入れることにより緩和したため、痛み止めの必要性を感じた。

とにかく血栓、癒着防止のため、薬を使って痛みをとり、動くことを強要される。
術後すぐは1時間おきに体の向きをかえられ、術後1日目にして廊下を歩く。
術後2日目(硬膜外麻酔をはずされた日)は売店まで余裕で歩けていけた。


看護師さんから術後1日目と2日目、3日目と回復力がすごいときいていたが、実際に本当だった。2次曲線的に回復する感じ。
睡眠も30分おき、1時間おき、2時間おきと日を追うごとに眠れるようになる。
こんなにも復活するものなのかと自分でもかなり驚いた。

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その他
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手術前夜に浣腸されたが、お腹に余裕がなかったせいか激しい腹痛と腹痛による吐き気も襲われトイレの中で冷や汗と気を失いそうな状態になり、恥ずかしくもトイレからナースコールした。
トイレ目の前の部屋にもかかわらず、トイレから車椅子で移動しベッドに安静という状態になってしまった。
そのため手術当日朝の浣腸は免れそのときはよろこんだが、手術後便がでないかどうかちょっと不安に思った。(実際は出なかった)

この病院で手術する前は、今回の手術でいろいろな腫瘍をとるとしてもまた再発するだろうとどこかで思っていて、次の手術のときは子宮全摘出だろうと漠然と思っていたが、手術前のドキドキ感、手術後の麻酔切れのときの具合の悪さから二度と手術はごめんだと心から思った。
痛みは耐えられたが貧血による頭のふらふらと麻酔覚醒後の吐き気は本当に辛かった。
ちなみに麻酔により具合が悪くなる人は1/3だそうなので、これから手術される方はあまり心配しないように!

退院診察時に今後自然妊娠の可能性があるのかをきいてみたところ、
先生からは”子宮的にはあると思いますよ”と力強い言葉。

本当に手術してよかったと思った。


最後に執刀してくださった先生、看護していただいた看護師の方々、
またこのブログを読んではげましてくださる皆様に感謝します。




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最終更新日  2010.02.22 10:44:22
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