よろずごと・・・

　去年4月に子宮腺筋症などを除去するために開腹手術、

　そして9月4日に、初めての凍結4分割胚を移植して妊娠判定がでるが7週目に流産。

　それから3回の生理を待って（赤ちゃんの組織である絨毛が完全に排出するための期間）

　生理10日目になったので、予定通り不妊治療クリニックにいってきました。



　まずは恒例の血液検査によりホルモンチェック。

　うわさにきいていたとおり、最近は紙で渡してくれるようになったので

　以下はD10（生理10日目）の正確なホルモン数値です。


　　　E2:327　　LH:20.2　　P4:0.4　　βhCG:0.3

　
　ホルモンチェックなどされたことがない方はなんのこっちゃ？って思うでしょうね


　ちびっと説明すると、

　E2は卵胞ホルモンのことで卵胞1個あたりで排卵期は200～300を指すといわれています。

　つまり私は数値から1個の卵胞があることを示し（薬などをのまなかったら普通は1個）、

　エコーでも右卵巣に18mmの影がありました。


　LHは黄体化ホルモンのことで、普通は10前後なのですが排卵が近付くと

　ぐぐっとホルモンが放出され数値が80ぐらいまで高くなります（これをLHサージとよぶ）。

　つまり排卵を見極めるホルモンです。

　私は20と高いため、排卵直前か直後ということがわかりますが、

　卵胞の影や生理からの日数からみると排卵直前ということがわかります。

　先生からも診察受けた次の日が排卵日だといわれました。


　P4は黄体化ホルモンのことで、排卵後の黄体期に出るホルモンで、

　着床に備えたり妊娠持続に必要なホルモンです。

　つまり移植すると、このホルモン値を見ていくことになり

　この数値が低いと薬でホルモンを補充ということになります。

　私は基礎体温で高温期を維持できないので、

　このホルモンが出ていないのではと疑っていましたが、

　前回の妊娠時にはちゃっかりと自力で出ていました。

　結局私の体温とホルモン値があまりリンクしていないように思うのですが・・


　βhCGは妊娠していると出るホルモンです。

　つまり妊娠検査薬でみているものはこのホルモン値です。

　妊娠していない人は”0”を指すわけですが、私は9月に妊娠したため

　その組織が少し残っているらしく”0.3”を示しています。

　私はこの数値が0.3以下になるために3カ月待っていました。

　ぎりぎりですが0.3以下になったといことで、移植期にGOサインが出ました。


　と、ちびっとどころか長々とホルモン値について説明しちゃいましたが、

　数値を見ただけで、不妊治療を受けている方はある程度わかっちゃうんですね～。



　実はこの1カ月いろいろなことがあり
　
　どうしてまじめに暮らして悪いこともしていないのに、

　無計画や身勝手な人たちに私の望みを奪われないといけないのか・・と怒ったり、

　そう思う自分のあさましさを嘆いたり、喜怒哀楽の”楽”以外の感情がどっと出て、

　そのせいか眠れない日々もあり、基礎体温がぐちゃぐちゃでした。

　またキャラに似合わず胃なんてものも痛くなり、食欲不振とともに体重も減っていき、

　そういう時はマイナス思考に陥るもので、こんな精神状態ではホルモン値も安定せず、

　移植期にいけないのではという不安感などのさまざまな感情がうごめいて

　決して良好な肉体・精神状態ではなかったと思います。


　しかしふとテレビで見た脳科学者の言葉に”幸福感は遺伝する”というのをきいて、

　こんな心を持っていては子供に影響すると思いなおし、夫とよく話し合い、

　私たちなりの結論が出てからは落ち着きました。


　そして今回の検査でホルモン値はほぼ正常、卵管水腫も見られない、

　そして今回移植する胚盤胞（5日間培養に生き残った胚で妊娠確率が高いといわれている）の

　グレードは一番いいとされている”A”ときいて、

　なおさらこの胚のためにもしっかりしてがんばらなければという気持ちが働いています。


　話はずれますが、この胚盤胞になった卵子は左卵巣から去年の3月にとられたものです。

　実はここ1年ぐらい左卵巣に卵胞がみえたのはこの1回かぎりで、
　
　当時左卵巣に内膜症のチョコレート嚢腫があった状態だったので

　勝手にグレードが低いのではと思っており、だからこそ先生にきくのがおそろしく、

　移植時ぎりぎりになってきこうと思っていましたが、

　実際グレードAときいて、なんて無駄な心配をしていたんだろうと思います。

　結局そうなんですよね。あれこれ想像しても”なるようにしかならない”
　
　これはこの卵からのメッセージなのでしょうかね



　そういえば内膜の厚さをきくの忘れましたが、エコーの感じからすると

　若干薄い8mmぐらい（通常は10mm以上がいいといわれている）だったかと・・・

　うちの病院は内膜の厚さをあまり気にしないらしいのですが、
　子宮外妊娠にみられるように内膜がない卵管に着床したりするので

　厚いと妊娠確率が高いのは確かなので、移植日まではかかさず努力します。

　
　っていっても、内膜にいいといわれるサプリメントは服用しません。

　私は漢方を飲んでいるのもあってこれ以上サプリメントを飲むのはためらわれたので、

　内膜を厚くするのに必要なビタミンEや葉酸が含まれている食材を多くしたりして

　食事を工夫しています。

　あと私的意見ですが、一番は子宮に血のめぐりをよくすることだと思っています。

　私は極度の冷え性。つまり運動することが一番必要だと自分では思っているため、

　毎日1・2時間ウォーキングを行っています。

　前妊娠したときがこれらをやっていたこともあって、

　こうすることがいいと勝手に思い込んでやっていることなので、あしからず。

　あと運動するとあれこれ考えずに夜眠れることもいいことかもしれません。

　眠ることでホルモンが整うので、上質な眠りは大事！

　だと勝手に思っています。


　さぁ来週の木曜日は移植日です。

　私の愛する胚盤胞ちゃん。10か月ぶりにあうのを楽しみにしているよ～



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