よろずごと・・・

　つい最近胚盤胞グレードAを移植して撃沈した私は、

　さっさと立ち直って本日ホルモン値を調べるためにクリニックにいってきました。



　判定日で撃沈したすぐは頭も働かず

　”次は一個凍結している4分割胚・グレード３の移植でいいですか”と先生からきかれ、

　”はい”としかいえず、それでいいと思っていましたが、

　夫と話して、今月採卵・移植とフルで行うことを決めたので、本日行ってきた次第です。


　ちなみに私の今日のホルモン値は　E2:77 FSH:8.7　　で採卵周期OKが出ました。

　
　不妊治療を知らない人に話すと、

　採卵周期はこの生理3日目（D3）のホルモン値が重要になります。


　E2は前にも話しましたが、卵胞ホルモンのことで

　普通はD3の時期は50ぐらいで、排卵期にむけて卵胞一つあたり200～300と上がっていきます。

　つまり生理3日目では低くないといけないわけで、

　低くないと前期の卵胞が消滅せずに残っている可能性もあるのです。（エコーで見るとわかる）

　きちんと消滅しなかった前期の卵胞は、もちろん使い物になりません。

　私は若干E2が高いと思ったので先生にいうと、100以下だから問題ない数字とのことでした。


　次のFSHは卵胞刺激ホルモンのことで、

　生理から徐々に分泌され始め排卵近くになるとホルモンを放出して卵巣を刺激するのですが、

　D3の時期は10以下がよいとされています。

　下がっていないと、年齢や薬による刺激のしすぎで卵巣機能の低下が疑われ、

　卵胞のみ早く育って卵子があまり育たないということがあるそうです。

　だからこの値が高いと採卵周期が中止となることもあります。

　
　こうやってホルモンの話をしているにつけ、とても複雑なホルモン構成で

　成り立っているんだなぁと思いますよね。毎日お疲れ様！私の体！


　と、長々ホルモンの話で横道にそれてしまいましたが、

　前回撃沈のあまりあまり先生に質問できなかったことを

　今回ぶつけてきましたので、興味のある人だけついてきてください。


　私：
　　1回目4分割胚・グレード2で妊娠判定陽性だったのに、
　　2回目胚盤胞・グレードAで陰性なのは、やはり手術後の子宮の具合や
　　ホルモン分泌など私の体の環境が悪かったのか？

　先生：
　　1回目妊娠しているのと、2回目のとき内膜10mm、そしてP4は11で若干少ないが
　　膣座薬までしてホルモン補充もしているので体の環境が悪いとは考えられない。
　　おそらく子宮ではなく卵が悪かったのだろう。

　私：
　　卵管水腫はないといわれたが、
　　移植して次の朝だけ、うっすら血混じりの水っぽいものが出てきたが、
　　これは水腫の水ではないのか？

　先生：
　　卵管水腫という所見はないし、おそらく消毒したときの水などが出てきたものだと
　　考える。出血は移植時に軽く傷つけて出てきたものだろう。

　私：
　　今回採卵して新鮮胚移植してほしいが、移植時は4分割胚と胚盤胞どっちがいいのか？

　先生：
　　採卵にはセロフェン（排卵誘発剤）を使ったほうがいいが、
　　これを使うことにより人によっては移植時に内膜が薄くなる人がいるので、
　　そうなると移植はせずに凍結して次の周期に移植したほうがいい。
　　その時の凍結胚は胚盤胞まで育てたほうがよい。
　　また内膜が薄くならないのであれば、過去に4分割胚で妊娠しているので、
　　4分割新鮮胚の移植でも十分妊娠の可能性はあると思う。
　　もし2個以上とれるのならば、上記混合は可能。

　私：
　　4分割胚の移植となると卵管が関係してくるが、
　　私はこのクリニックで一度も卵管造影をうけたことがないが、必要ないのか？

　先生：
　　一度4分割胚で妊娠しているので、おそらく卵管は大丈夫で検査の必要はない。
　　また通っているからって妊娠するってものでもない。
　　どうしても受けたいというのであれば、受けてもいいが・・・

　私：
　　前回、前々回と移植したあと、
　　ズボンのボタンがとまらないほどにお腹が腫れるのだが、
　　これは黄体ホルモン補充の薬のせいか？

　先生：
　　あまりそんなに黄体ホルモン補充でお腹が腫れるというのはきいたことがないが、
　　薬を飲まなかったときに腫れないのであれば、おそらく薬のせいだろう。


　ん・・・・いまいちぱっとしない回答もありましたが、

　とにかく今回妊娠しなかったのは、ありがちな”卵の質？ 生命力？”の問題だったらしいです。

　胚盤胞のグレードAでダメだった私はそれ以上の質って？とも思ったけど、

　これこそは運なんだろうと思い、生命力のある卵に出会えるまで採卵するしかなさそうです。

　また1度着床したという事実が、なにかの免罪符のように

　先生に質問すると”だって妊娠したわけだし”と言われている気がしました。


　私の目的は着床ではなく出産なのに！　とも思うのですが・・・

　不妊治療の先生だからこそ、こういうのでしょうね。。。


　ということで、とっても恐怖の採卵周期突入です。

　なぜ恐いって、そりゃー卵がいるかどうかもドキドキだし、受精確認、分割確認・・

　すっごくドキドキしたのを思い出します。

　実は採卵するのは、去年手術前に採ったきりで約1年ぶりです。


　去年の今ごろは6cmの腺筋症、筋腫17個、左卵巣チョコありで、

　セロフェン＆hMG注射を使った周期の無麻酔採卵は痛くてたまらず・・

　それだけがまんしたのに1個しかとれず・・・・

　その１個の４分割胚はグレード３だし・・・（今残っている凍結胚）

　そういうのを思い出してしまって、かなりの恐怖です。

　だけどなるようにしかならない。


　こんだけ先生を質問攻めにしながら、

　今周期セロフェンだけの誘発で大丈夫なのか？の質問をしてくるのを忘れました。

　前は病巣もあったので排卵誘発剤を使うのに抵抗があり、

　過去3回の採卵のうち2回は完全自然周期で薬をつかわなかったのですが、

　今回はバリバリの誘発剤（普通の病院は強い注射などを打って１０個ぐらい採卵する）で

　採卵しようと思っていたのに、

　毎日夕食後に１錠飲むセロフェンで、はたして何個育つのやら・・・

　まぁうちの病院は極力ホルモンを使わない主義だし、いっぱい卵がとれるよりも
　
　質のよい卵を目指すのはわかっているのですが・・・

　いくら採れても金額が同じなので、

　できれば２個以上とりたいと思うよくばりな心もあったりして・・・

　だってね、たった１個の卵が胚盤胞になるのかを待つのは、正直ドキドキものでした。

　って欲張っちゃーいけないことは重々承知しているのですが、

　なんせいままで１回採卵で１個だったので・・お金がね。。。。


　いかんいかん。また個数に目がくらみそうになった。

　個数よりも生命力のある卵だ！

　どうかどうかいい卵にめぐりあえますように！

　そして天使にあえますように！　



ぽちっと押してね↓