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テーマ:詩(945)
カテゴリ:なりそこない(詩)
幸福を畏れて
全て背負い込んだり 誰かの所為にして メビウスの智恵の輪 在り来たりの孤独に 蹲ったまま叫んで 世界は孤独な一人の集まり。 でも、あたしは此処に居るからね。 ・・・そう発した声が、跳ね返って自分に届く。 全て幻想なんだよ、って誰かが言ってた。 そうかもしれない。 爪先の現実 静かなる過去 何も語らない。 何も語らない。 此処から逃げ出したっていいんだよ。 鈍色の未来も ただ磨けばいいはずだけど。 そこにあたしが居るのか そこにあたしが要るのか 居なくていいなら ただ在るのみ。 要るのなら、 どうか居させてください。 欲望に支配されて 光に目を射られ 全て手放して メビウスの知恵の輪 在り来りな生贄願望 空を見上げて渇望して 世界は孤独な一人の集まり。 要るのに居ないよ・・・。 お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう
Last updated
2005.03.20 16:55:46
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