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カテゴリ:みかん
結局今年の【せとか】は収穫無しで終わりました。 これは昨年から予想出来たことでありますが、あえて試してみました。 みかんは他の果樹に比べますと大変楽に栽培出来る樹種のように思います。 但し楽な代わり一つネックになるのが隔年結果であります。 家では当たり前のように隔年結果に陥ります。
昨年考えましたのが、隔年結果は施肥で防げないものか。 毎年摘果せず豊産をキープできないものか。と。 結果はあえなく惨敗でした。 隔年結果は当然のように実の方に養分を取られ、枝中の窒素不足により翌年の花芽を形成させられない。 そこで私は花芽形成の準備が始る夏以降に窒素分を補うようにこまめに施肥を行いました。 ただ木の方も実を大きくしないと行けません。 たくさんの実を生らせるにはかなりの養分を消費するようです。
みかんで毎年良く生ってくれるのが【日南の姫】であります。(当地で収穫時期は9月初め~中旬) 今年の【せとか】と全く違う傾向にあります。 隔年結果知らず。と言ったところでしょうか。 この【日南の姫】も私は夏から施肥を開始します。 【せとか】と【日南の姫】の違いは夏以降、木に実を付けているか否か。 この差は大きいように思います。
今後みかんは品種によって栽培方法を変えて行こうと思っております。 その基準は実の生る時期(収穫時期)によってであります。 ほとんどの品種は秋以降の収穫になります。これらの品種で隔年結果を防ぐには摘果しかないように思います。 これまでみかんは1品種1本としていました。 今年から品種によって1品種複数本に考えを変えて行こうと思います。 秋以降の品種は複数本にして1年おきの収穫に切り替えます。その代わり表年にはしっかり頑張ってもらいます。 極早生のみかんは1本で毎年たくさん実を付けて貰います。こちらは施肥でカバーします。 どちらも摘果はしない予定でみかんには負担を掛けてしまいますが、頑張ってほしいものです。
【せとか】 木の右上に一つお情けで実を付けてくれましたが上から見ますと、 鳥に先を越されました。(泣) この【せとか】は順番で行きますと来年は豊作でしょうか。
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